
■ 季節の言葉
如月(きさらぎ)
如月は寒さで更に衣を重ねて着る月であることからきた名であるという。
暦の上では立春を過ぎても、寒さはまだ続く。
しかし日脚は日一日と延びることから「光の春」という言葉が使われる。
旧暦2月の異称、如月といい又「きぬさらぎ」ともいいました。
現在ではほぼ3月にあたります。
「日本書紀」の仁徳紀の中に、奈良県東部の山中に氷室(ひむろ)を造り
夏には日本酒のオンザロックを飲んでいたという記事があり
その中に「春分(きさらき)」という呼称が用いられています。
語源説はいくつかありますが
寒さを防ぐために衣をさらに重ねて着る意から衣更着(きさらぎ)に
また陽気が発達する時期であるところから気更来(きさらぎ)になったというのが
よく知られています。
(さらに草木の芽の張り出す月だからこの名がついたという説や
旧暦2月は燕が来る時季であるといわれており
去年の旧暦8月に雁が来て、さらに燕がやって来始める月
すなわち「来更来(きさらぎ)」月が語源だとする説などがあります。)
* その他の2月の別称
建卯月(けんぼうげつ)・令月(れいげつ)・麗月(れいげつ)・雪消月(ゆきげづき)
梅見月(うめみづき)・梅津月(うめつづき)・初花月(はつはなづき)
大壮月(たいそうづき)・小草生月(おぐさおいづき)・中の春(なかのはる)
酣春(かんしゅん)・春半(しゅんはん)・仲陽(ちゅうよう)・仲序(ちゅうじょ)
為如(いじょ)・令節(れいせつ)・降入(こうにゅう)・華朝(かちょう)
美景(びけい)・恵風(けいふう)など。
『光の春』(ひかりのはる)
立春後の、気温はあまり上がらないものの、明るさを増し、春を感じさせる時期。
『光の春』に対する言葉が「気温の春」。
「春分」を過ぎ、日増しに暖かくいく頃をいいます。
ほかに「音の春」もあります。雪解け水が流れる音、鳥のさえずり…
春の訪れを告げる音が、さかんに聞こえてくる頃の美しい言葉ですね。
旧暦二月は、樹木が芽ぶく月ということで『木芽月(このめづき)』とも呼ばれます。
木の芽を「きのめ」と読むと、特に「山椒(さんしょう)」の新芽をさすことになるそうです。
小さな実を香辛料などに利用することはご存じのとおり。
新芽も、お料理の彩りや香りつけ、すりおろして「木の芽合(あ)え」などにします。
口の中に広がるみずみずしい香り。これぞ早春の味わいです。
現代の二月は、まだまだ厳しい寒さが続き、外は枯木立(かれこだち)が並ぶ冬景色。
でも近寄ってよく見ると枝の先に冬芽をつけているのがわかります。
冬芽の表情は樹木の種類によってさまざま。いろいろな顔で春を待っています。
私たちの心にも春を待つ芽がふくらんでいく…そんな月です。
立春、節分、豆まき、晩冬、余寒、残寒、向春、東風(こち) 春一番
札幌雪まつり、横手かまくら、十日町雪まつり

立春(りっしゅん) 2月4日頃
春が始まる日。
暦の上で一年の始め、春の始めとされ暖かくなりはじめる。
雨水(うすい) 2月19日頃
雪が終わり雨となる頃。
雪やあられが雨に変わり 氷や霜が融けはじめる。
日本には何月何日というデシタルな暦とともに
「立春」とか「清明」「白露」などの美しい言葉で示される
「二十四節気」という暦があります。
四季に恵まれたこの国では「二十四節気」によって自然の再生循環と
季節の移ろいを身体全体で感じ自然との共生をしてきたのです。
「立春」とは二十四節気のひとつ。
冬至と春分の間の2月4日頃をいいますが
この日から雨水(2月19日頃)までを「立春」ということもあります。
飛鳥時代に中国より暦(24節気)が伝わり
日本では「立春」を年の初めとする暦が作られるようになりました。
この暦は明治時代の改暦まで続いていたので、今でも年賀状には
「新春」とか「初春」という言葉が使われているのです。

昔は、正月と「立春」は同じ頃。重なることもあったのです。
新暦である今ではピンとこないかもしれませんが、旧暦では年によって
新年になる前に「立春」がくることがあったのです。
これを「年内立春」といいます。
旧暦独特の現象で、今でも数年に一度は年内立春になります。
この現象は一ヶ月を月の満ち欠けをもとにして決めてゆく暦の上では
まだ「師走」(12月)なのに、太陽をもとにした二十四節気では
早々と「立春」になってしまうことがあったから起こったこと。
平安時代にも「年内立春」に迷った人がいました。在原元方(在原業平の子息)がその人。
古今和歌集の巻頭にこんな歌が残っています。
『年のうちに 春は來にけり 一年(ひととせ)を去年(こぞ)とやいはむ 今年とやいはむ』
年が明けないうちに立春が来てしまった。
年が明けてからは、同じ一年のうちである立春から大晦日までの間を
去年と言おうか、今年と言おうか…という意味。
年が明けていないのに「立春」では春を感じたくても感じられなかったでしょう。
「立春」は一年の始まり…といいましたが現在でもそれは色々なことで残っています。
「立春」から数えて88日目を「八十八夜」210日目を「二百十日」
220日目を「二百二十日」と呼びます。
「二百十日」や「二百二十日」は農家にとって三大厄のひとつであり
天候が悪く、台風の来る頃をさします。
そして「立春」を過ぎて初めて吹く南からの強風を「春一番」と呼びますね。
「立春」から一年が始まり、農耕民族である日本の行事や言葉に残っている・・・
新しい時代になっても、私たちの生活に残っているのです。

■ よく詠まれる二月の季語(旧かな)
・ 春・立春・二月・寒明・初春・早春・春浅し・むつき(睦月)
・ 旧正月・えふみ(絵踏)・はつうま(初午)・針供養・雪解
・ 雪しろ・なだれ(雪崩)・残雪・雪間・氷解
・ うすらひ(薄氷)・凍返る・冴返る・春寒・余寒・春の風邪
・ 春時雨・猫の恋・白魚・わかさぎ(公魚)・さより
・ えりさす(魞挿す)・野焼く・焼野・山焼く・焼山
・ すぐろのすすき(末黒の芒)・麦踏・木の実植う・猫柳
・ サフランの花・片栗の花・雛菊・春菊・はうれんさう
・ 蕗の薹・水菜・のり(海苔)青海苔・梅・梅見・盆梅・紅梅
・ わうばい(黄梅)・鶯・下萌・いぬふぐり・わかめ(若布)
月でいう場合は二月・三月・四月を春とする。
三春は初春・仲春・晩春の称。春九十日間を九春という。
春の旅・春の町・春の寺・春の人・春の園・村の春・島の春・京の春等。
「雪の絵を春も掛けたる埃かな」子規
「筆を噛んでいまだ書かざる妹の春」虚子
早春(そうしゅん)
春とはいえ暦の上のみで陽気が寒かったり
木の芽も未だ伸びないといったような春未だ浅い頃のこと。
「早春の鎌倉山の椿かな」 虚子
春浅し(はるあさし)
春にはなったが、未だ春色の整はない頃のこと。浅き春。
春浅し
春になって間もなく、まだ春らしい気配が十分に感じられない。
薄氷(うすらひ)
春先、薄々と張る氷をいう、又薄く解け残った氷。残る氷。春の氷。
「薄氷の草を離るゝ汀かな」虚子
雪解(ゆきどけ)
降り積んだ雪も暖かくなると解け始める。
春の日がきらびやかに照って雪解雫(ゆきどけしずく)が軒に煙る。
雪解(ゆきげ)雪解風(ゆきげかぜ)
雪解水(ゆきげみず)雪汁(ゆきじる)
「雪解の雫すれすれに干蒲団」虚子
春寒(はるさむ)
春が立って後の寒さ。
「春寒のよりそひ行けば人目ある」虚子
春の風邪(はるのかぜ)
風邪は冬が多いが、春になっても餘寒が厳しかったり
冴え返ったりするので油断をすると風邪を引くことが多い。
しかし冬の風邪と違って、春の風邪というと何となく艶っぽい。
蕗の薹(ふきのとう)
雪解けを待たずに円い球のような淡緑色の花芽を出す春の使者。
一番早くでてくる山菜。
独特の香りとほろ苦さが春の息吹を感じさせます。
四月中旬頃にもなるとそれが一尺くらゐに伸びて花を開き4・5日で散る。
花は薄黄色の萼(がく)の中に多数の蘂(ずい)がある。
蕗の薹は摘んで食用とする。花言葉は「待望」

寒梅(かんばい)
冬の梅・寒紅梅・冬至梅
梅と言えば今では春の季と決まっていますが『万葉集』や『古今集』の時代には
「冬木の梅」や「雪中の梅」の歌も見られました。
早咲きの梅の中でも寒中に咲くのが寒梅で『唐詩選』の王維の詩にも
「寒梅の発くを見、復た帰鳥の声を聞く」などと出てきます。
また古歌に「年のうちの梅」とか「年のこなたの梅」と詠まれますがこれも寒梅です。
寒紅梅は梅の一品種で、寒中に咲く八重の梅。
冬至梅も梅の一品種ですが、名の戸通り冬至の頃白い花を付けます。
寒椿 (かんつばき)
冬椿・早咲きの椿
特定の種類の椿ではなく、冬の間に早咲きをする椿を
歳時記では寒椿と定義づけていますから、冬椿とも言えます。
江戸時代の俳書『毛吹草』などでも「冬咲椿」「早咲の椿」としていますから
三冬、つまり初冬でも仲冬、晩冬でもよいわけです。
ところが山茶花の寒椿系の品種に獅子頭があり、これが寒椿の名で呼ばれます。
花は11月下旬から翌年2月にかけて咲き、紅色の八重咲きの中輪の花を付けます。
春隣 (はるどりな)
春隣る・春を隣
歳時記では、一般的には「春近し」に括って扱われます。
しかし、春近しにはない空間的な春との距離が見えますし
春隣ると動詞にした場合は「ある状況への近似」が見えてきます。
「老は斎藤が髭にちかより、年は諸葛が齢に隣る」(『風俗文選』)の
「隣る」の使い方も取り込めば冬にして既に
春の雰囲気の漂う様子をも感じ取れます。
節分 (せつぶん)
節替り・節分
季節の変わり目を言う言葉で、立春、立夏、立秋、立冬の前日が広義の節分ですが
仲でも立春の前日が重んじられ、陽暦では二月三、四日がその日に当たります。
陰暦を使った時代には大晦日より前に節分がやってきて「年内立春」になる年もありました。
この日行われる追儺(鬼やらい)は寺院の修正会と結び付いた仮装鬼を追う芸能形式のものと
枡に入れた炒り豆を撒く行事が行われます。
一般の家では戸主が寺男となり「福は内、鬼は外」と枡に入れた福豆を撒きます。
追儺 (ついな)
鬼やらい・なやらい
節分の豆撒きをこう呼びますが、本来は疫鬼を追い払う行事です。
中国から伝えられ、日本では陰陽道の行事として伝えられ
文武天皇の慶雲三年(七〇六)諸国に疫病が流行したので
土牛を作って大儺をしたのが初見です。
宮中では毎年、大晦日の夜に行われましたが
民間では二月の節分に行われてきました。
豆撒きも単に鬼を追い払うだけでなく神への散供(供物)の意味もありますから
悪霊を抑える存在の善鬼としても面もあるようです。
三寒四温 (さんかんしおん)
三寒・四温・四温日和
寒い日が三日も続くと、その後比較的暖かな日が四日くらい続く現象です。
シベリア高気圧から吹き出す寒風にさらされる中国北部や朝鮮半島で言われる俚諺で
太平洋高気圧に支配される日本の気象にはそぐわない言葉です。
それでも季語とされるのは、三寒と四温を連続で考えずとも
寒い日が三日も続いたり、暖かい日がたまたま四日ほど続いた折りに
「三寒四温」の発想を借りて、その繰り返しを思ってもよいからです。

■ 風習・伝承
●節分
節分は本来、春夏秋冬の四季の分かれ目のことだが
現在ではおもに2月の立春前日のことを指す。節分といえば豆まき。
これはもともと旧暦で立春が正月、節分は大晦日にあたり
新年を迎える厄払いの行事として始まったもの。
「鬼は外、福は内」のかけ声で豆をまいた後、年の数だけ
(地方によっては年の数より一つ多く)食べるのも昔は誕生日ではなく
元旦に年をとったことに由来する。
また節分の夜にはイワシの頭を刺したヒイラギの枝を家の入り口にかざしておく習慣もある。
これはイワシの悪臭に鬼が逃げ近寄ってきても
ヒイラギのトゲが痛くて中に入ってこられないと考えられていたからである。
●バレンタインデーの由来
2月14日は、バレンタインデーです。
古代ローマでは2月14日はすべての神の女王であり
家庭と結婚の神でもある、女神ユノの祝日でした。
そしてその翌日の2月15日は肥沃の神ルペルクスの祭であるルペルカリア祭の始まる日でした。
この頃、若い男たちと娘たちは別々の生活を送っていたのですが
ルペルカリア祭の前日、つまりユノの祝日に娘たちが名前を書いた札を桶の中に入れ
翌日、男たちが桶から札を一枚ひいて、札の名の娘とそれを引いた男は
祭の間、パートナーとして一緒にいることと定められていたそうです。
そして多くのパートナーたちは、たまの出会いの場を活用し
そのまま恋に落ちて結婚したようです。
ところがローマ帝国皇帝クラウディウス二世が、ローマでの兵士の婚姻を禁止します。
これは遠征に出向くローマ軍の中に愛する人を故郷に残した兵士がいると
士気が下がる、という理由だったようです。しかしキリスト教司祭だった聖バレンタインは
この禁止令にそむいて秘密に兵士を結婚させます。
このため捕らえられて処刑されるのですが、その処刑の日にユノの祭日であり
ルペルカリア祭の前日である2月14日があえて選ばれました。
このため、この日が恋人たちのための日とされるようになりました。
本来は、恋人たちがカードを添えた花束やケーキを贈りあう日でした。
しかし日本ではこの行事が伝えられた当時
まだ女性から求愛することなどははしたないとされていたためか
女性がチョコレートを送ることによって求愛できる日として広まります。

このチョコレートを送るということは、昭和三十三年(1958)に新宿の伊勢丹で
メリーチョコレートカムパニーがバレンタインチョコを売り出したのが始まりだそうです。
こうした動きが、当時発刊したばかりの女性週刊誌などに
大きく取り上げられたこともあり、バレンタインデーのチョコレートを送る風習が
日本全国に広まっていったとのことです。
また女性からの贈り物ということで、この日はネクタイの日にもなっています。
■ 国民の祝日
建国記念日(2月11日)
建国をしのび、国を愛する心を養う日として1966年に制定された国民の祝日。
旧祝祭日では四大節の一つの「紀元節(神武天皇即位の日)」として
1872年に制定されていたが、戦後廃止された。
以前は大日本帝国憲法(旧憲法)が1889年のこの日に発布されたため
「憲法発布記念日」となっていました。
「古事記」や「日本書紀」(記紀)に書かれた建国伝承の概略は
「すべての人々が安らいで豊かに暮らせるよう、大和に都をつくろうではないか。」
そう思い立った神倭伊波礼比古命(神武天皇・かむやまといわれびこのみこと)の一行は
日向(宮崎県・ひゅうが)を船出し、日向灘から瀬戸内海を東へ向かう。
難波(なにわ)から大和に入ろうとするが果たせない。
今度は紀の国(和歌山県)の熊野に上陸し、辛苦を重ねながら
八咫鳥(やたがらす)に導かれ、ついに大和を平定。ということです。
書紀は天皇即位の場面を簡潔にこう記しています。
「辛酉(かのととり)年の春正月の庚辰(かのえたつ)の朔(ついたち)に
天皇、橿原宮(かしはらのみや)に即帝位す」
この「辛酉年の春正月庚辰の朔」を西暦に直せば
紀元前六百六十年の二月十一日に当たるとして
明治になって二月十一日が「紀元節」と制定され、国の始まりを祝ってきました。
これが戦後占領軍により廃止された後
昭和四十二年「建国記念の日」として復活したのです。
■ 誕生石・花
* 誕生石 *
アメジスト(平静、高貴、楽しい夢、誠実、心の平和)

「誕生石」とは生まれ月にちなんで定められた宝石のことを言います。
元々古代には、ある特定の宝石を1年(12ヵ月)に割り当てた
「占星学」というものが存在していました。
それが基になり、いつからか、その月にその宝石を身に着けると
「魔除けとなって幸福をもたらす」という俗信に変わってゆきました。
これが「誕生石」の始まりと言われ18世紀中頃ヨーロッパで一般化しました。
それは、宝石が持つ硬度や輝き、そして美しい色彩などが
「神秘的で特別な力を持つ」からだと考えられます。
月々の宝石の定め方は時代や民族によって異なりますが
時代が変化し宝石の価値が上昇すると、この贅沢な行為が不可能となり
自分の生まれ月の宝石だけを身に着ける風習に変わってゆきました。
20世紀始め、アメリカの宝石小売商組合が商業的な目的から
季節感や象徴的な意味などを考慮して、新しい「誕生石」を選定しました。
その後、イギリスの貴金属商組合がこれを基に、別の「誕生石」を発表しました。
しかし日本ではこれを不服として、昭和30年代半ばに
全国宝石商組合が「日本の誕生石」を定めました。日本人の好みを考慮し
日本古来の「珊瑚」を3月に、東洋の至宝である「翡翠」を5月に加えたのです。
世界的にはほとんどの場合「アメリカ」と「イギリス」のふたつのリストが基準となっています。
* 誕生花 *
梅(日本) 忠実・独立
桜草 若い時代と悲しみ・希望
ヒヤシンス 嫉妬・競技
フリージア 慈愛・純潔・無邪気・親愛の情
マーガレット 恋占い・心に秘めた愛
2月のバースデーフラワーは他にも水仙・アマリリス・チューリップ
スイトピー・月桂樹・しゃくなげ・ばら・シンビジウムなど。

四季折々様々な美しさで目を楽しませ生活に彩りを与えてくれる美しい花たち。
誰にも誕生日があるようにいつごろからか
一日一日「その日の花」があてはめられるようになりました…「誕生花」です。
「誕生花」の決め方は必ずしも一つだけではなく、開花時期に合わせた日付や
お店でよく見かけられるシーズンに合わせた日付が多いようです。
※「あなたの誕生花と誕生石」
http://pastime.torworld.com/birth/

■ 今月の草花
百花に先駆けて咲く梅は、厳しい寒さのなかにも春の予感を感じさせる。
昔から、散り際の満開の姿が見ごろといわれる桜とは対照的に
梅は一輪、二輪がほころび始めたころが美しいといわれる。
春の訪れを待ちわびる心が、そんな美意識となったのだろうか。
この季節、房総や伊豆などの暖かい地方ではきんせんかやストックが咲き
フラワーラインを春の色に染めていく。
金魚草、ストック、きんせんか、マーガレット、おおいぬのふぐり、節分草、椿、梅
『香雪蘭』(こうせつらん) フリージアの和名

標準和名は「浅黄水仙(あさぎすいせん)」
初めて日本に入ってきたフリージアが、淡い黄色だったからだそうです。
初めはラッパのような花の形から、水仙の仲間だと思われたようです。
もうひとつの異名『香雪蘭(こうせつらん)」今度は蘭の仲間だと思ったようです。
本当は水仙でも蘭でもなく、アヤメ科の植物。
「香雪」とは、良い香りを放つ白い花を雪にたとえていう言葉。
フリージアはどれも香りのいい花ですが、特に白い花がよく香るので
このような名前がついたのでしょう。
寒い時期に咲いて春を呼ぶ花…という印象がありますが
それは温室で栽培され、花の少ない時期に出荷されることが多いから。
本当はアフリカ生まれで霜や寒さには弱いのだそうです。
特に寒くて雪が降るような時にはあまり香らないのだとか。

■ 旬の味
冬の味覚、フグは2月がもっとも脂がのっておいしい。
しかしフグの料理は免許を持つ人が決められた場所でしか調理できない。
そこでこの季節の代表料理といえば、おでん。
田楽の「でん」に接頭語の「お」をつけたのが名前の由来で
煮込んだ田楽という意味だとか。
幕末のころには、江戸の町でおでんの屋台が大流行して関西に伝わり
「関東煮き(かんとうだき)」となった。
同じおでんでも関東で「すじ」といえば、魚の練りもの
関西では牛すじを指すように地域によって具や味つけに違いがある。
魚介類 * 真鯛、金目鯛、河豚(ふぐ)、公魚(わかさぎ)、ハゼ、赤貝、青柳
野菜・果物 * 蕪、ほうれん草、芥子菜、菜花、春菊、ふきのとう、みかん
「ちょっとした工夫でこんなに楽しい毎日の暮らし歳時記」
「心に遺したい季節の言葉」この国には千数百年以上にわたって伝えられてきた美意識と
生活の知恵の驚くべき集大成「歳時記」がある。
ここには気高く美しい日本語がいまも昔の姿のままに遺っている。
「歳時記」とう言葉の宝石箱に納められた季語の数々をひも解き
日本語の美の神髄を味わい尽くす書。
「きこごよみ」季節に寄り添い日々の生活を慈しむフードコーディネーター・根本きこの
暮らしぶりを追い、約2年の月日をかけて作り上げた「新・歳時記」
きこ流の自由で柔軟な発想で作り上げた生活スタイルは
日本の美しい慣習をうまく取り入れており、丁寧な暮らしへのヒントがいっぱい。
「和ごころ暮らし」日々の暮らしの中に、四季の移り変わりや美しいものを
さりげなくとり入れる日本の伝統と現代の生活をミックスさせた日常生活歳時記。
なんでもない普通の生活がちょっとした心遣いや小物でまた違った彩りをみせてくる。
美しいイラストと共に。
「おりおりに和暦のあるくらし」 四季を楽しむ。良き日本のスタイルがここにある。
の暦が教える四季の行動やしきたりには
毎日がふっくら豊かになるヒントがいっぱい!
和の暦は、古くから伝わるくらしのお手本集。
「十二カ月の花と歳時記」暮らしを彩る四季折々の美しい花と
お正月や節分、節句、七夕などの季節行事の図案をまとめた図案集。
額やタペストリー、短冊などに刺しゅうをして
日本ならではの季節感を楽しむ作品の制作に大変便利。
「味歳時記」 見直しませんか和のこころと季節のある生活。
四季折々の行事と食卓を彩る旬の味。
「日本人のしきたり」 正月行事、豆まき、大安吉日、厄年…に込められた知恵と心
四季を重んじ人生の節目を大切にする…
いまに残しておきたい伝統の原点をさぐる。













