
秋の長い夜には、日々の疲れを癒し
灯すだけで心もあたたかくなるキャンドルでちょっとした演出を。
少し気持ちのテンポを変えて秋の夜長を楽しんでみたいものです。
冬のイメージが強かったキャンドルも
この頃は四季おりおりに楽しむ方がふえ
お洒落なキャンドルがあちこちの雑貨やさんで見られるようになりました。
忙しい方の暮らしにもとりいれやすいからでしょうか。
■キャンドルのゆらぎが疲れをいやす
" 1/f ゆらぎ" という言葉が一時期はやりました。
人間がいちばん安らぎを感じる波長のことです。
キャンドルの炎から人は、その"ゆらぎ"を感じるのだそうです。
キャンドルに限らず、暖炉やキャンプなどでゆれる炎をぼ〜っとみていると
なんだか気持ちが落ちついた経験は誰にもありそうです。
■キャンドルライトの「1/f揺らぎ」
空気の微妙な流れで揺らぐキャンドルの炎は
私たちの目を引き付け心を和ませてくれます。
炎が微妙に揺らぐことでその光を受けて人々の顔に表情が現れます。
そして気持ちよくなりその不思議な力が疲れた心身をリラックスさせます。
また家族や恋人たちの関係をさらに近づけてくれる効果が期待できるかもしれません。
このような揺らぎ効果を「1/f揺らぎ」と言って振動とか変化を意味します。
fは周波数のことを言いますがわかりにくいので簡単な説明をすると
音や光の変化はすべて波で表すことが出来
その波の規則性や不規則性が人の心理や生理に影響を与えるのです。
例えばあまり変化のない規則的な光は人を単調な気分にさせます。
一方で光がでたらめに変化している空間では
頭が痛くなるような気分に陥ります。
これに対して1/f揺らぎは単調でもなければランダムでもない
それらが丁度良く調和している特別な振動で
これは自然界に多く存在しています。
小川のせせらぎやそよ風、星の瞬き、蛍の光などがそうです。
私たちが心地よい波長の刺激を受けているときに
実は脳波にも1/fの揺らぎが存在しているそうで
この特別な不規則でも規則的ともいえない揺らぎが
人を心地よくさせる理由になるのでしょう。
またキャンドルの心地よい光の刺激にはもう一つ理由があります。
それはキャンドルから放たれる熱の効果とマイナスイオン効果です。
特に冬の夜にキャンドルから発生される遠赤外線は使用する数にもよりますが
間接的に体を温める効果があります。
北欧がキャンドル消費で世界一と言われていますが
北欧の冬のことを考えればうなづけることです。

映画や雑誌でキャンドルの素敵な演出をみますが
実際にはなかなか暮らしにとりいれるところまでいかないもの。
まずはお気に入りのキャンドルを1本、灯してみます。
いきなりディナーの演出なんていうと大変…
なので、夕食後のだんらんのひと時や
子どもが寝静まった後の大人の時間にキャンドルに火を灯します。
部屋の明かりは暗めにコントロール。
調整できないタイプの照明なら隣の部屋の明かりだけをつけてみます。
ほんの10分でもキャンドルをはさんで会話をすると
いつもと違ったことを話しているから不思議。
明日はもう少し長く、秋の夜を楽しもうかななどと思ってしまいます。
テレビがなくても意外と平気。それから、2本、3本とふやしてみます。
■キャンドルづかいの基本
素敵なキャンドルの演出もちょっとした不注意でだいなしになってしまいます。
そうならないように気をつけるポイントがあります。
なんといっても"火"ですから、カーテンなど布類や紙など燃え易いものとは離して。
▪ガラスなどの容器をつかうときは、炎が直接触れないように。
割れてしまいます。
▪ロウがたれないタイプもありますが基本的にはロウだれ対策は必要。
直接置くとテーブルやクロスにロウがたれたり
燃え尽きるときに下がこげたりする危険も。
▪エアコンなどの風が直接当たらないところに置きましょう。
風のあるところでは短時間で燃えてしまいますし
一方向ばかりが熱くなるので形がくずれてロウがたれることにも。
▪最近のロウソクは煙はあまり出ませんが目に見えなくても換気は必要。
たくさん灯すときはとくに換気をこころがけましょう。
▪小さな炎でも上部に手をかざすと驚くほど熱い空気があがっています。
やけどに気をつけて。
▪もしもロウでよごれてしまったら、テーブルクロスの場合は
上に新聞紙をおいてアイロンをかけロウを吸い取ります。
テーブルならヘラのようなものでそっとこそぎとります。
■キャンドル効能
◆マイナスイオン
心身をリラックスさせるマイナスイオンを放出し
まるで森の中にいるような『森林浴効果』があります。
◆アロマテラピー
エッセンシャルオイル配合のキャンドルには
それぞれの香りの効果が期待されます。
気分に合わせて選んでください。
◆ライトセラピー
キャンドルのあかりは小川のせせらぎやそよ風など
自然現象に見られる『1/fゆらぎ』のリズムをもっています。
これと人の鼓動も同じリズムを刻むことから
心地よい快適さを感じることができます

■神話の時代から愛されている蝋燭
ろうそくの「ロウ(蝋)」は、古くギリシャ神話にも登場します。
太陽へむかって飛んでいくうちに溶けてしまった"イカロスの翼"は
「ロウ」でできていました。
このようにローマやエジプトですでに使われていた「ロウ」は
実はミツバチの巣からとりだした「蜜蝋(ミツロウ)」とよばれるもの。
現代でもつかわれています。
その後、世界じゅうで使われるようになったロウソク。
今ではその主な材料は綺麗な色や形ができる
石油から作られるロウが主流で
そのほか、ほんのり甘い香りのするミツロウや
日本で昔から使われてきたハゼの木の蝋など。
好きな素材のものを見つけてみるのも楽しいかもしれません。
【絵ろうそく】
主に武家社会で珍重された高級品。
漆の実から採った木蝋で作る和ろうそくに菊や梅
牡丹などの鮮やかな模様を描く。
神仏用や結婚式などで飾られ、今でも1本1本が手作り。

日本の絵ろうそくは欧米に多く輸出された時期も。
先祖を想って灯すものですが飾っておきたいくらい綺麗。
ハゼの木蝋で芯は和紙。
【和ろうそく】
和ろうそくとは一般的に現在流通している糸芯の
パラフィンワックスの洋ろうそく
または西洋ろうそくといわれるものと比べて芯が糸芯ではなく
紙を棒状に巻いて中空になったものをロウで固めたものを使ったり
それにさらに灯芯(トウスミ、トウシミ)とよばれるイグサの芯を巻き
その上に綿をまいてロウで形を整えたものを使っています。
またロウの原料としてはパラフィンワックス
(石油から生成してできたロウ)を使う西洋ろうそくと比べ
和ろうそくは原料として櫨(はぜ)の実の外殻を圧搾して
絞った油脂分を使用します。
地域によっては和ろうそくでも米ぬかから作った
糠ロウから作った和ろうそくを使う文化のところもあります。

和ろうそくは日本各地の伝統的な仏教文化と密接に関係しており
仏教の盛んな北陸や 中京地域、滋賀などで
現在も日常的にお仏壇のお灯明として使われています。
和ろうそくの独特な炎とみやびな花模様が奏でる
手描き絵ろうそく「花の詩」

「和ろうそく バラ」

「花ろうそく」

キャンドルの歴史は長く
電球や蛍光灯がこれほどまで普及しているにもかかわらず
世界的にいまだ売れ行きにかげりがありません。
まだこれから先もキャンドルの炎の魅力を超えるランプが出現しない限り
キャンドルが廃れることはないのでしょう。
「もみじスケープ&キャンドルセット」

「ハロウィン キャンドルホルダー くまのプーさん」
ちょっと肌寒くなってきた夜にポッと灯すお気に入りのキャンドル。
ろうそくの明かりで生活することは質素なようで
実はとても豊かな気持ちになります。
ろうそくの炎は人の心を落ち着かせ、大勢が集まるときでも
自然と笑顔がこぼれる様な和やかな雰囲気を演出してくれるように思います。
秋から冬…そしてクリスマス
これからの時期、いろいろな想いをはせながら
夜を愉しむキャンドル・タイムを...*
●『Candle World』
アロマキャンドルやキャンドルホルダーの販売から手作りレシピまで、キャンドルのポータルサイト
http://www.candleworld.co.jp/
●『キャンドルハウス カメヤマ|Kameyama DESIGN』
キャンドルギャラリーは必見。
http://k-design.kameyama.co.jp/
●『キャンドルのCandle House AX』
http://candle-house.jp/
●『キャンドル四季』
季節の手作りキャンドル・ジェルキャンドルを、アレンジと共に紹介
初心者のためのキャンドル教室、アロマキャンドルレポート、ジェルワックス販売など
http://www.candlesiki.jp/
●『ハチ蜜の森キャンドル』
蜜蝋キャンドルを作るアトリエ
山形県西村山郡朝日町立木825-3 ハチ蜜の森入口
tel 0237-67-3260
http://www.mitsurou.com
「Dormer Candle House」
爽やかなライトブルーカラーのドーマーハウスキャンドル。
「プロバンスのキャンドル」
「あかり暮らしレシピ」 背伸びをしないキャンドルとの暮らしをテーマにキャンドルともに過ごす1週間
「はじめてつくる四季のキャンドル」 キャンドルづくりを始める前に
(キャンドルクラフトの基本テクニック/用意する材料と道具/キャンドルクラフトの基本作業)
季節のキャンドルをつくる(春/夏/秋/冬/ホームパーティ)
もっと上手にキャンドルクラフトを楽しむ(キャンドル・アレンジを楽しもう)
「手作りキャンドルの本」牛乳パックを使って、ビニール袋を使って
ペットボトルを使って、紙を使って
紙コップを使って、水を使って、氷を使って…
作ることで楽しみ、灯すことでさらに楽しむ。
身近なものを使って作る手作りキャンドルの世界。














