
ホタルが放つ光には、クラッシック音楽とよく似た1/fゆらぎという周波数があり
人の心を安らかにする癒しの力があるといいます。
その研究の第一人者が板橋区ホテル飼育施設の所長、阿部宜男さん。
ホタルの光の研究で茨城大学大学院から博士号を授与された理学博士です。
せせらぎの水の栄養や、ホタルの幼虫のエサとなる
カワニナが生育できる環境にしか、ホタルは住めない。
日本全国にいたホタルはこの環境が保てないために減少の一途をたどっているのです。
「ホタルはもともと、平和な生き物。
敵となるものがいないし闘争心がない。
虫にはめずらしく共食いもないんです。
また、幼虫時代はカワニナという貝を食べる肉食ですが
成虫になると草の上にたまる露を飲むだけ
(ほたるこい、の童謡そのもの)。
7日から10日ほどの間に、恋をして子孫を残し、死を迎えます。
そういう平和的な個性が癒し効果につながるのかもしれませんね」
と阿部さん。
ホタルの放つ光は恋のためのもの。
火垂と書いてホタルと読むのは、オスがメスに向かって
光を放ちながら垂直にすっと落ちていく様子から来たといわれています。
まさに恋の炎となるホタル。
彼らの光には癒されるものと、そうでないものもあるらしいのです。
◆ホタルの癒しの力
癒されるホタルと癒されないホタル?
人を癒すホタルの光。
研究によって3つのパターンがあることがわかったとか。
ひとつは求愛。草の陰にいるメスに向けてオスのホタルが発光する。
これには1/fゆらぎ、いわゆる癒しの効果があるのですが
そのほかに震動や音に驚いた時の『刺激光』や、蜘蛛の巣にかかったり
別の場所に連れ去られたりする時に発する『威嚇光』には
興奮によるベータ派が観測されて癒し効果はないといいます。
つまり、自然の状態でそこに自生しているホタルには癒し効果があるものの
採ってきて籠の中で光らせるようなホタルには本当の癒しは期待できないらしいのです。
つまりすべてをひっくるめて
ホタルに癒し効果があるとは一言では言い切れないのです。
見る時はなるべく自然な状態で…♪
■おすすめスポット
ほんもののホタルの代表は天然記念物に指定されたもの。
国の天然記念物、特別天然記念物にゲンジボタル個体
及び発生地11カ所が指定されています。
その他は各都道府県及び市町村が天然記念物、若しくは
特別天然記念に個体及び発生地を指定しています。
またホタル博士阿部宜男さんらにより再生、自生環境が整ったホタルスポットが全国にあります。
いずれも6月半ばを中心にした短い期間がホタルの恋の季節であり観察できる見頃。
フラッシュをたかない、音をたてないなど、ホタルを刺激しないよう
(刺激光で癒し効果がなくなります)マナーを守って
ホタルがくれる束の間の光のまたたきから癒しをもらってください。
音もせで思ひに燃ゆる蛍こそ
鳴く虫よりもあはれなりけれ (後拾遺集 源重之)

□志賀高原は自然の宝庫!石の湯ホタルは日本一!
石の湯は、志賀高原熊の湯の近く、標高約1600mの高地にあり
自然のまま残されたゲンジボタル生息地で
成虫の発生が5月中旬から9月初旬までときわめて長く
成虫の寿命も10日から20日間という極めて貴重なところです。
ホタルの見頃は、日本一成虫の発生期間が長いため
6月中旬から9月上旬まで観測できますが、見頃は7月〜8月上旬です。
◎ 発生地の標高が日本一高い
◎ 成虫の発生期間が日本一長い
◎ 成虫の上陸期間が日本一長い
◎ 成虫の寿命が長い
◎ 明滅周期が長い
◎ 温泉好きの蛍で平成2年2月長野県天然記念物に指定されました
何故このように長期にわたって、成虫が発生し続けるかというと
生息している岩倉沢川(角間川の支流)の清冽な冷水に近くで湧き出る温泉が混ざり合って
ホタルの成虫と餌のカワニナの生育に適した条件が備わっているからなのだそうです。
・志賀高原観光協会
http://allabout.co.jp/travel/travelshinshu/subject/msubsub_sctg-ns-kita.htm
<天然記念物のホタル>
■天野川ゲンジボタル
国の特別天然記念物「天野川ゲンジボタル」の乱舞が見られる「天の川ほたるまつり」。
まつり期間中は、会場周辺の散歩道にホタル行灯が設置され
幻想的なホタルの乱舞が鑑賞できます。
http://www.biwako-visitors.jp/search/event.php?id=214
■岡崎ゲンジボタル発生地
http://www.kouiki.city.okazaki.aichi.jp/GeoGuide/cgi-bin/clickinf.asp?class=3&serialno=528&eda_no=0
■宮城県 金成三迫川河川公園
北限のゲンジボタルとその生息地として知られる宮城県栗原市のゲンジボタル。
見頃は6月中旬〜下旬。
http://www.jalan.net/jalan/doc/theme/hotaru/04_002.html
<関東・東日本のホタルスポット>
■伊豆・湯が島
http://allabout.co.jp/travel/healingtrip/closeup/CU20030503A/index.htm
■箱根小涌園
http://www.hakoneho-kowakien.com/event/hotaru_06/
■栃木 塩原温泉 ひかる会
http://www02.so-net.ne.jp/~happo-en/98620hotaru.html
■鎌倉・鶴ヶ岡八幡宮
http://www.hachimangu.or.jp/
■飯田橋・東京大神宮
http://www.tokyodaijingu.or.jp/
■埼玉県新座市 野火止用水ホタルの夕べ
http://www.city.niiza.saitama.jp/03intro/festival/festa07.php
公式サイト 板橋区ホタル飼育施設
■住所:東京都板橋区高島平4−21−1
http://www2s.biglobe.ne.jp/~HOTARU/
<関連リンク>
■茨城大学稲垣教授のホタルの光と癒しについて
http://www.mech.ibaraki.ac.jp/~hotaru/hotaru1.htm
大きなPRは避けているので詳細はお伝えできませんが
小金井・調布・三鷹の三市にまたがった「野川公園」や野川周辺
ワサビ田のある「大沢の里」(三鷹市大沢)も
国分寺崖線(がいせん)から流れ出すわき水によって豊かな自然が残されている所です。
ボランティアの方々などの努力もあって東京にも戻って来つつあるホタル。
来年もまたその光に出会えるよう、なにとぞマナーを守って楽しい夏の夜を。
日本で「ホタル」といえば、本州以南の日本各地に分布し
5月から6月にかけて発生するゲンジボタルLuciola cruciata を指すことが多い。
日本ではゲンジボタルがよく親しまれていて、これがすべてのホタルの
代表であるかのように考えられるが、実際にははるかに多様な種がある。
熱帯を主な分布域とするだけに、日本国内でも南西諸島にはより多くの種がある。
成虫の体長は1-3cmほどのものが多く、小型の昆虫である。
体型は細長く、腹背に平たい。オスとメスを比べるとメスのほうが大きい。メスは翅が退化して飛べない種類もあり、さらには幼虫のままのような外見をした種類もいる。
発光することで有名だが、すべてが発光するわけではない。
卵、幼虫、蛹時代にはほとんどのものが発光し
一種の警戒色の役割を果たしていると推測されているが、成虫は配偶行動の交信に発光を用いる種では目立って光るものの
そうではない種では光らなかったり、微弱にしか光らない種が多い。
またゲンジボタルの成虫は初夏に発生するが、必ずしも夏だけに出現するものではない。
たとえば朝鮮半島、中国、対馬

◆発光のメカニズム
発光するホタルの成虫は、腹部の後方の一定の体節に発光器を持つ。
幼虫は、腹部末端付近の体節に発光器を持つものが多いが
より多くの体節に持っている場合もある。
成虫が発光する種では蛹も発光するし、卵も発光能力を持つ。
このように、極端な場合、生活史の全段階で発光するものがある。
成虫の発光は同種の異性個体との信号として使われるが
その発光パターンは種類によって異なる。
一方の性のみが発光する種類もいるし、オスがひとつの木に集まり一斉に同調して光る種類もいる。ホタルの発光物質はルシフェリンと呼ばれ、ルシフェラーゼという酵素とATPがはたらくことで発光する。
発光は表皮近くの発光層でおこなわれ、発光層の下には光を反射する反射層もある。
ホタルに限らず、生物の発光は電気による光源と比較すると
効率が非常に高く、熱をほとんど出さない。このため「冷光」とよばれる。
そもそもホタルが発光する能力を獲得したのは
「敵をおどかすため」という説や「食べるとまずいことを警告する警戒色である」という説がある。
事実ホタル科の昆虫は毒をもっており、よく似た姿や配色(ベーツ擬態、ミューラー擬態)をした昆虫も存在する。
◆おもな種類
日本には40種類以上のホタルがいるといわれている。
代表的なものを以下に紹介。
●ゲンジボタル Luciola cruciata Motschulsky, 1854
体長15mm前後で、日本では大型の種類。成虫の前胸部中央には十字架形の黒い模様がある。幼虫は川の中流域にすみ、カワニナを捕食する。初夏の風物詩として人気が高く、保全への試みが日本各地で行われているが、遺伝的に異なる特性を持った他地域のホタルの増殖・放流が問題になってもいる。
●ヘイケボタル Luciola lateralis Motschulsky, 1860
体長8mm前後で、ゲンジボタルより小さい。おもに細流や水田などの止水域で発生する。幼虫はカワニナだけでなくモノアラガイやタニシなど様々な淡水生巻貝類を幅広く捕食し、やや富栄養化した環境にも適応する。また時にはに干上がる水田のような環境でも、鰓呼吸だけではなく空気呼吸を併用し、泥に潜って生き延びる。成虫の出現期間は長く、5月から9月頃まで発光が見られる。
●ヒメボタル Hotaria parvula Kiesenwetter, 1874
体長は7mm前後で、ヘイケボタルより更に小型の陸棲のホタルである。西日本の林地や草地に分布する。幼虫は林床にすみ、マイマイやキセルガイなどを捕食する。5-6月に羽化しかなり強く発光するが、川辺などの開けた場所ではなく森林内などの人目につきにくい場所で光るのであまり知られていない。名古屋城の堀の中に広がる草地には、都市部では珍しい大規模な生息地があることが知られている。
メスは飛行できないため分布地の移動性は小さく、地域により遺伝的特性や体長の差などが著しい。
●マドボタル
マドボタル属(Pyrocoelia属)のホタルの総称で、多くの種類がある。和名はオスの胸部に窓のような2つの透明部があることに由来する。メスは翅が退化していて、幼虫そのままのような外見をしている。幼虫は陸生で、主に小型のカタツムリ類を捕食し、夜には活発に光りながら草や低木にもよじ登るので、よく目立つ。成虫は光るものも光らないものもある。本州東部には中型種のクロマドボタル、本州西部と四国、九州には中型種のオオマドボタル、対馬には大型種のアキマドボタルが生息し、南西諸島では何種もの大型種が島ごとに種分化している。
●オバボタル Lucidina biplagiata Motschulsky, 1866
体長10mm前後。体は黒色で平たく、前胸に2つの赤い斑点があり、尾部も赤い。他のホタルと同じような体色だが、あまり発光しない。幼虫は森林の土壌中で、小型のミミズを捕食している。
なお、ベニボタルは和名に「ホタル」とあるが、ホタル科ではなく、同じホタル上科のベニボタル科(Lycidae)の昆虫である。
◆文化
夜に発光しながら活動するホタル類、特にゲンジボタルは古来から日本で人気のある昆虫の一つで、ホタルを題材とした文化も数多い。
ホタル鑑賞のことを特に「ホタル狩り」という。都会ではホテルなどがホタルを放してホタル祭りを催す例もある。近年では自然保護の気運も高まり、自然回復や河川の浄化を含めて、自治体などの取り組みとしてゲンジボタルの保護や放流が行われるようになっている。
ただし、ホタルをめぐってのトラブルも各地で発生しており、解決すべき課題も多い。
ホタルを放流したはいいが、川辺の護岸や植生により定着できない
ホタル狩りの観光客がライトを点灯させ、ホタルの活動が妨げられた
ホタル狩りの観光客が道を塞ぎ、地域住民の交通に支障を来たした
川を汚さないようにと、子供たちの川遊びまでも禁止された
ホタルとコイを同じ水域に放流した
また、他地域のゲンジボタル、または幼虫の餌となるカワニナを放流することで遺伝子汚染などの問題も発生しており、生態系を破壊しないための配慮もまた必要。
◆慣用句
蛍二十日に蝉三日 : 旬の時期が短いことの喩え。
蛍雪、蛍の光 窓の雪 : 「夏はホタルの光で、冬は雪明りで勉強する」という意味で、苦学することの喩え。
蛍火 : 蛍の光、淡い光から転じて、小さく消え残った火の喩え。
◆俳句・短歌
ゆく蛍 雲の上までいぬべくは 秋風吹くと雁に告げこせ
(伊勢物語45段、後撰集252、在原業平)
夕されば 蛍よりけに燃ゆれども 光見ねばや人のつれなき
(古今集562、紀友則)
こゑはせで身をのみこがす蛍こそ いふよりまさる思なるらめ
(源氏物語第二十五帖 蛍の巻)
音もせで思ひに燃ゆる蛍こそ 鳴く虫よりもあはれなりけれ
(後拾遺集216、源重之)
物思へば 沢の蛍もわが身より あくがれいづる魂かとぞ見る
(後拾遺集1164、和泉式部)
奥山にたぎりて落つる瀧の瀬の 玉ちるばかりものな思ひそ
(後拾遺集1165、貴船の明神)
我が恋は 水に燃えたつ蛍々 物言はで笑止の蛍 (閑吟集)
己が火を木々に蛍や花の宿(松尾芭蕉)
◆「蛍」の付く地名
青森県青森市大字浅虫字蛍谷
青森県青森市大字駒込字蛍沢
富山県富山市婦中町蛍川
大阪府豊中市蛍池
高知県南国市蛍が丘
滋賀県大津市蛍谷
◆外部リンク
ホタルLOVE - 発光パターンアニメーションあり
http://www.hotarulove.com/
ホタル百科事典 - 東京に住むゲンジホタルの生態
http://members.jcom.home.ne.jp/hotaru-net/hotaru/hajime.html
京都ホタルマップ
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/mituru/hotaru.html
※相変わらず、パソの調子は良くないのですが
以前まとめたものを手早く保存・・・久し振りの更新です。~(=^‥^A












