
「風呂敷」
日本人ならばご存知。真四角な布「風呂敷(フロシキ)」
風呂敷は、便利でおしゃれでエコな21世紀日本人の必須アイテム。
一枚持っているだけで、暮らしがシンプルになるだけでなく
おしゃれで知的でトラディショナルなものになるのです。
ここ数年、夏になると浴衣姿の若い女性を見る機会が増えましたし
また男女問わず、ファッションや雑貨にも「和」のテイストが目につきます。
和柄のTシャツやバッグ、縮緬の携帯ストラップ
風呂敷や手ぬぐいなどを上手に取り入れた装いは新鮮でおしゃれ。
もちろんインテリアにも「和」がブーム。
和家具や和風の照明、和紙や和布を使った雑貨
竹や盆栽といった和のテイスト溢れるガーデニング。
シンプルな空間とよく合います。
若い人を中心に気軽に楽しまれている「和」ですが
和風のスタイルは、もともと私たちの住むこの国の気候風土から生まれてきたもの。
山がちで周囲を海に囲まれ、四季がはっきりしている。
地下資源はないけれど、水や自然の恵みが豊かである。
こんな国の中で、私たちの先祖は、木だけを用いた耐久性の高い木造建築を作り
国内で生産される木綿と絹で素晴らしい和服を作り
米と発酵食品を中心にした和食の体系を作りあげました。
その考え方はすべて、モノを大切にし、自然を汚さず共存するためのもの。
今の暮らしにとても大切な考え方だと思いませんか?

■ 風呂敷雑学
そもそも「和風」って?
「和風」とはいうものの、これは大陸から伝えられた文化を長い年月をかけて
自然や我が国の風土に合わせ、優雅を求めた日本人の感性がアレンジし
今日まで継承されてきたものです。
そこで重要なのは日本人が持つ独特の「美意識」ではないでしょうか?
その伝統ある日本の美意識を大切にしたいものです。
「ふろしき」ってエコロジーかも
風呂敷の素材は主に「絹」「綿」「レーヨン」といった地球環境に優しい
「土に還る素材」が使われています。
また、素材だけではありません。
ペーパーバッグや包装紙の代わりに風呂敷で包めばゴミも減ります。
もちろん何回でも使え、古くなっても再利用の方法は様々で
これこそ正に省資源、エコ商品です。
これからが新しい「和」の文化
日本古来の「和」の文化に固執しようというのではありません。
現代日本人の生活様式が西欧化し、今ではその西洋文化を
非常に上手く生活の中に活かしています。
従って、これが現代生活の新しい「和」の文化なのでしょう。
しかし、これからは、長い年月をかけて培った
日本人の美意識を西欧化された今の生活様式に更に上手くミックスし
「新和風」文化を築きあげることが現代社会に生きる
私たち日本人の使命かもしれません。
現代生活における「和雑貨」
最近「和風」のモノをいろんな場面で目にするようになってきました。
様々なメディアでも、デパートや量販店の売り場や、インテリアショップ
雑貨屋、ブティック、企業のノベルティなどなど
あらゆるところで見直されてきています。
渋谷の街でも若い人が上手く「和」モノを取り入れて
お洒落を楽しむようになってきました。
「古布」って何?
もともと日本人はすばらしい色彩感覚を持っているのでしょう。
それは、江戸時代の日本人の生活文化に衣裳や身の回りに使われていた
様々な模様に表現されています。
一部の愛好家では明治・大正時代の古着の裂布をパッチワークなどにして
現代風に上手くアレンジされています。
しかし収集された「古布」は現代では高価なものとなり
このままでは私たちの生活からはより遠くの存在にもなりかねません。
「古布」に表現されている日本人の美意識をより多くの人に
身近なものとして頂けたらと思います。
「ふろしき」はどんな風に使われている?
本来、モノを包む、被う、持ち運びするというのがふろしきの主な用途でした。
しかし今の時代その用途は多様化してきている用です。
小ふろしきなら「お弁当包み」「ふくさ」はもちろん
「ひざ掛け」「花瓶敷」「ランチョンマット」「タペストリー」に。
大きめのふろしきなら「テーブルクロス」「のれん」「マルチカバー」などなど。
また和風のテキスタイルに見立てて、様々な手芸にも使用されているようです。
例えば「巾着袋」、テディーベアのような「ぬいぐるみ」
2枚あわせて「座布団カバー」「クッションカバー」など。
個人のオリジナリティーが大切にされる今
その用途はこれからもますます広がることと思います。
















「わたしスタイルの暮らし」


