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彩事記・四季暦・暮らし雑学・美し和言葉・心想詩...「月彩的言の葉パレット」





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■■■   七月 文月 ■■■
Fri.
06.30.2006
kamih

◆文月(ふみづき・ふづき)
牽牛・織女に詩歌の文を供え祭る七夕の行事にちなんで「文月」という説。
七月は、七夕で歌を書いて文を添える「文披月(ふみひらきつき)」から。
短冊に歌や字を書き、書道の上達を祈った七夕の行事に因み
「文披月(ふみひらきづき)」が転じたとする説が有力とされる。
『万葉集』で7月をフミツキと訓(よ)ませている。
その他、陰暦七月が稲穂が膨らむ月であるため
「穂含月(ほふみづき)」「含月(ふくみづき)」からの転とする説。
稲穂の膨らみを見る月であるため「穂見月(ほみづき)」からの転とする説もある。
七夕の日に書物を夜気にさらす行事
中国の7月7日に書物の虫干しをする習慣が日本に伝わり「文書ひらく月」という説もある。

■異称 
相月 (あいづき)
秋初月 (あきそめつき)
女郎花月 (おみなえしつき)
七夕月 (たなばたつき)
親月 (ふづき)
文披月 (ふみひらづき)
書披月 (ふみひろげづき)
愛合月 (めであいづき)
新秋 (しんしゅう)
初秋 (はつあき・しょしゅう)
孟秋 (もうしゅう)
涼月 (りょうげつ)

蘭月・七夜月・多草月・穂見月
稲の穂が脹らむ季節だから「穂ふくらむ月」
穂がよく見えるようになるから「穂見月」

■季語 季節の言葉  
梅雨明け・青田・雲の峰・虹・お花畠・打ち水・登山・夏果・朝曇り・片陰・百合
海開き・盛夏・猛暑・真夏日・油照り・入道雲・夕立ち・蚊遣り・土用干し
夏空・朝露・山開き・川開き・雷・夕涼み
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......................

letter4.gif

●暑中見舞い
暑中見舞いは7月中旬の梅雨明けから8月初旬の立秋までに着くように出しましょう。
それ以降は残暑見舞いとして。

■時候の挨拶
盛夏の候・炎暑の候・猛暑の候・大暑の候・酷暑の候・中夏の候・盛暑の候・三伏の候

暑さ厳しき折柄  
風鈴の涼しい音色  
垣根の朝顔も咲き始め
爽快な夏  
涼風肌に心地よく  
近年にない暑さが続き
海や山の恋しい季節  
蝉の声に更に暑さを覚え  
一雨欲しいこのごろ

梅雨も明けいよいよ盛夏の季節となりました
いよいよ本格的な夏の訪れですがお変わりありませんか
蝉時雨がしきりの夏となりました
あちこちで花火大会も始まる頃となりました
田舎の夏祭りがなつかしく思い出される頃ですが
毎日の暑さに木の葉もぐったりとしています
風鈴の音が風情を感じさせる頃ですが
海や山の恋しい季節ですが今年はどこへお出かけですか
ただいま私は夏の海を満喫しています
高原の風を胸一杯に吸っています

梅雨明けの暑さ
海や山が恋しい季節となりましたが
いよいよ真夏が到来しましたが
近来にない暑さが続きますが
炎暑厳しき折から
草木も生気を失い
猛暑のみぎり
この暑さに避暑もままならず
冷たいビールが恋しいころ
夜空の天の川が美しく
夏祭りのにぎわいもうれしく
いよいよ爽快な太陽の季節で  

[7月の生活暦]

■ 誕生石・花 
誕生石=ルビー(情熱、威厳)
誕生花=蓮(雄弁)

■ 旬の味 
土用にうなぎやしじみを食べる風習は、食欲が衰えがちな夏の栄養を補うための知恵。
夏ばてを防ぐためには、タンパク質やビタミン豊富な食べ物を摂るように心がけましょう。
[魚介]
鰻(うなぎ)、烏賊(いか)、鱚(きす)、泥鰌(どじょう)
太刀魚(たちうお)、蜆(しじみ)、鮑(あわび)
[野菜・果物]
オクラ、茗荷(みょうが)、ししとう、枝豆、スイカ、メロン

■ 今月の草花 
夏の朝は、露に濡れた蓮や朝顔の花が涼しさを誘う。
朝顔は遣唐使が種を持ち帰ったのが最初とか。
最近は昼もしぼまない品種の朝顔も出回っている。
草原では一面を黄色に染めてニッコウキスゲが咲き
長野県霧ケ峰や栃木県霧降高原の群生が有名。

睡蓮(すいれん)、撫子(なでしこ)、桔梗(ききょう)、露草
昼顔、さぎ草、ほおずき、山百合、夏椿、ムクゲ

■ 風習・伝承 

[土用]
※夏土用 なつどよう

夏の終わりの18〜19日間で、立秋の前の日までが夏土用の期間です。
現在では、単に「土用」というと、「夏土用」を指すことが多くなっています。
夏バテをしないために「土用の丑の日」に栄養価の高いウナギを食べると良い
という言い伝えがありますが、これは、幕末の蘭学者平賀源内が「本日土用丑の日」と
今で言うキャッチコピーを鰻屋のために考え、店先に張り出して宣伝したところ大繁盛で
以来、鰻屋がそれを広め「土用の丑の日」にウナギを食べる習慣ができたという説があります。

7月19日から8月6日までは、土用(どよう)にあたる。
土用は本来、年に4回。
立春・立夏・立秋・立冬の前の約18日間をそれぞれ土用というのだが
現在では夏の土用だけを指すようになっている。
土用とは「土旺用事(土がさかんになる)」が略されたもので
土用の間は土をいじったり殺生を忌む習慣があった。
土用にウナギを食べるのが盛んになったのは江戸時代から。
平賀源内が知り合いのウナギ屋のために、土用丑の日のウナギを宣伝したら大当たり。
以来定着したという説がある。
地方によっては土用にしじみや餅、卵を食べる習慣もある。

中元(15日)
※「中元」とは、夏の時期、世話になった人などへ物を贈ること、またはその品物をいいます。
「 中元」という言葉は古代の中国から来ており、中国では1月15日を 「上元」
7月15日を「中元」、10月15日を「下元」として祭りを行ったということです。
それが日本に伝わり、中国の「中元」が仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と結びつき
お盆となり、日本に昔からあった半年の節目に贈り物をする風習とも結びついて
現在の「中元」の習慣ができたということです。
一般的に、「中元」を贈る時期は、関東では6月下旬〜7月15日まで
関西では7月上旬〜8月15日までとされているようですが地域によって違いがあるようです。

孟蘭盆(15日・(8月15日は月遅れ)
※お盆 (盂蘭盆・うらぼん)

「お盆」は、亡くなった人の霊を迎えて供養する仏教の夏の行事です。
「盂蘭盆(うらぼん)」という言葉の略で「盂蘭盆(うらぼん)」は梵語(サンスクリット語)の
「ullambana (ウランバーナ・ウラバンナ)を音訳したものとされているようです。
「盂蘭盆会(うらぼんえ)」は、旧暦(陰暦)の7月15日にお寺で営まれる法会のことです。
「お盆」は、中国の7月15日の「中元」の風習が日本に伝わり、結びついたともされています。
「お盆」は、元々旧暦の7月15日を中心に行われた行事ですが
現在では、新暦の7月15日をはさんだ7月13日から16日に、もしくは「月遅れ」といって
8月15日をはさんだ8月13日から16日にかけて行われることが多いようです。
東京など関東では7月に行われるようですが、たとえば福島県内では8月に行われるそうです。
年によっては、新暦の8月15日が旧暦の7月15日と重なることもあります。

七夕(7日) 中元(15日) 孟蘭盆(15日・(8月15日は月遅れ) 
小暑(7日頃) 大暑(23日頃) 土用入り(20日頃)



『四季の言の葉はがき集』
四季の言の葉シリーズの本から選りすぐりの12枚を抜粋したはがき集
日本の四季の移り変わりをやさしい言の葉とともに
四季の言の葉はがき集

『つきづきの彩り』
旧暦二十四節気に見る日本の美しい風景
人や自然に拘わらずどのような存在に対しても相手を気づかう
人間の側が一歩引いて対処する気持が大切。
立春、雨水、啓蟄などの旧暦二十四節気に季節を区切り
それに相応しい季語などを添えた写真集。
つきづきの彩り

『ビールに合う旬の味』
ビール党の春夏秋冬ぜいたくつまみ集。食材取り寄せ情報付き。
ビールに合う旬の味


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01 : 11 : 07 ▲ 彩事記・四季暦 コメント:0

■■■   和文化衣食住  『食』 ■■■
Sun.
06.25.2006
37newy

◆ 食

日本の食文化は米を主食にして、豆・魚・海草・野菜などを
たっぷり取り入れた食事が特徴で
究極の長寿食として世界中の人々に注目されています。
日本の食文化は古来より大陸から伝わった食文化に
日本の気候風土を取り入れた先人達の智恵によって作られたものです。
また、日本の四季と料理にも深い関係があります。
とりわけ、その季節だけに採れる食材を「旬」のものとして調理する技術が発達し
季節ごとの料理を楽しむ事ができます。
そして日本料理は味だけではなく、見た目の美しさも大切にしています。
それはそれぞれに意味を成した盛り付け、それを引き立てる食器など
それぞれの「職人」によって作られた技術の集大成という事ができます。

食 (1) 
 「米」 「おにぎり」 「日本酒」 「餅」 「寿司」 

※特徴、起源・歴史、製法・調理法・種類という内容でご紹介。

■オススメウェブサイト
『日本の食文化の歴史』

http://contest.thinkquest.jp/tqj1998/10048/

■オススメブックス
「はじめての和食」
和食の知識と基本レシピが確実にマスターできる和食の知識
日本食の知識とレシピが身につく一冊です。
はじめての和食

「ル・クルーゼ」で、おいしい和食
フランス生まれのホウロウ鍋「ココット・ロンド」でつくる定番和食の数々。
だしなし、水もなしの肉じゃが、ふろふきかぶら柚子こしょう味噌、鍋蒸しなす
レンズ豆のぜんざい、ミルクわらびもち…。
ごはんからデザートまでル・クレーゼがおいしくしてくれる和食集。
「ル・クルーゼ」で、おいしい和食

「恥をかかない和食の作法」市田ひろみ
和食の作法が身につく一冊です。
恥をかかない和食の作法

「ガンにならないゾ!宣言〈PART2〉」
世界も注目 これぞ驚異の和食パワー
ガンを防ぐ驚きの効用を持つ「和」の食材の「薬効」を解説した本。
ガンにならないゾ!宣言(part 2)
Open more...続きを読む
......................

◆ 米
kome

日本人の主食となる穀物で、イネの種子から籾殻〔もみがら〕を取り去ったものです。
日本のみならず世界各国で食されており、小麦に次いで二番目に多く消費されている穀物です。
籾殻を取り去ったままのものを玄米、精白したものを白米または精米といいます。
また日本では主食として食べられる他に、酒や餅、味噌、醤油、などの
原料としても用いられています。

※栄養価の優れた食品
お米は日本人の食生活には欠かせない存在です。
その栄養価も非常に高く、体を動かす原動力や体を作るたんぱく源になります。
ご飯に味噌汁、焼き魚といったような典型的な日本人の朝食は
炭水化物・たんぱく質・脂肪の栄養バランスがしっかり取れ、国際的にも注目されています。
また、お米を食べると、脂肪を分解する能力がはたらいて、太りにくい体質になるとも言われ
日本人に不足しがちなカルシウムや鉄分もしっかり補給する事ができます。
この他にも、便秘解消に効果的な食物繊維、体調を整えて美しい肌や髪を作るビタミン群も
全てお茶碗1杯の中に入っています。

※縄文時代の終わりから
お米は、縄文時代の終わりから弥生時代の初めにかけて
中国から日本に伝わったと言われています。
稲作に適している高温多湿の日本では、次第に栽培が発達し
米をたくさん収穫した人が豊かになり、権力を持つようになっていきました。
江戸時代には農民が米を栽培し、年貢として幕府へ収める事を義務づけられたり
武士の給料に米が渡されたこともありました。
お米は大変貴重なものだったので、下流階級の農民は自らお米を口にする事はできず
また米が不作の年には飢饉〔ききん〕がおこり、人々は苦しみました。
現代のように国民の主食として、日本人のほとんどが真っ白なごはんを食べるようになったのは
戦後10年近くたってからのことです。

※おいしいご飯の炊き方
おいしくご飯を炊くポイントをご紹介します。
1.手早く洗う!!
お米を研ぐ時に一番大切なことは、すすぎを手早くすることです。
汲〔く〕みおきの水で、ぬか臭さを米に吸収させないように手早く水を捨てます。
そして底のほうから円を描き、最後に手のひらを米に押し付けるようにして米を研いでいきます。
2.水につける!!
お米をふっくら炊き上げるため、お米に水が十分しみ込むまでに
冬季で1〜2時間、夏季だと30分くらい炊く前に水につけておきます。
お米を研いだ後はどんなに急いでいても30分から1時間はそのまま水につけておきます。
3.水加減・火加減
お米を炊くときに非常に重要なのは、米の水加減です。
通常は米1に対して水 1.2倍、新米の場合は 1.1倍が目安です。
また、新米・古米・食べる人の好みによってその都度、調節します。
普通の鍋で炊く場合は、なるべく厚手の鍋を使い、蓋をして最初は強火で
沸騰したら吹きこぼれない程度の中火にし5〜10分、次に弱火にして約15分炊き
再び一瞬強火にして水分をとばします。
4.蒸らす!!
ごはんの芯までしっかり炊き上げるために蒸らします。
炊き上がりから大体10〜15分程度蒸らして、ごはん炊きが完了です。
蒸らし上がったら、熱いうちにしゃもじで底からかき混ぜます。
<ごはんに芯が残った際の応急手当>
菜箸の太い所を使い、ごはんの底まで3〜4カ所の穴を開け
お酒またはお湯(米3カップに対し大さじ1杯くらい)をごはん全体にふりかけ
また穴の中にも注ぎます。そして炊飯器の蓋を再びしっか閉めて10〜15分蒸らします。
水加減を失敗してベタベタになってしまったら再び固くすることは不可能なので
調理を加えるなどして補いましょう。
新米は水分が多いので水加減に注意が必要です。

■オススメウェブサイト
「お米ギャラリー」
全国各地にあるお米ギャラリーのサイトです。
http://www.gohan.ne.jp/gallery/

「お米の学習」
お米のことを勉強したい人の為のサイトです。
http://www.tamagawa.ac.jp/sisetu/kyouken/rice/

■オススメブックス
「Q&A ご飯とお米の全疑問」
日本人の健康の源、お米のすべてを徹底解剖した本です。
Q&Aご飯とお米の全疑問

「雑穀米の神秘」
注目の食材完全紹介
雑穀について、どういうものなのかを分かりやすく解説。
雑穀米の神秘

◆おにぎり
onigiri

おにぎりは日本でとてもポピュラーな食べ物です。
「おむすび」や「握り飯」とも呼ばれお弁当などによく用いられます。
炊き立ての熱いご飯の中に好みの具を入れ、中はふんわり外はしっかりと握って作ります。
形や大きさは様々です。おにぎりは冷たくなってからもおいしく食べられますが
具には腐らないように塩気の多いものを使います。

※日本固有の食べ物
日本を含むアジア圏はほとんどの地域が米の食文化を持っています。
しかしアジア一帯でおにぎりが食べられているのかと言えばそうではないようです。
お米はおにぎりに適している粘りのあるジャポニカ米と
ぱらぱらのインディカ米(タイ米)の2種類に分類され
ジャポニカ米を食べているのは日本だけです。
さらに他のアジアの国々では冷やご飯を食べる習慣はありません。
したがってお米を両手でにぎり携帯して食べるおにぎりは
日本固有の食べ物であると言う事ができます。
「おにぎり」「おむすび」「握り飯」と様々な呼び方がありますが
手で握ったものを「おにぎり」「握り飯」
笹の葉などでくるんで紐で結んだものを「おむすび」と呼ぶようです。
また、地方によって呼び名が違い、東日本では「おむすび」
西日本では「おにぎり」と呼ぶことが多いようです。

※平安時代から配られていた
おにぎりの起源は平安時代の屯食〔とんじき〕であると言われています。
屯食とは玄米を卵形に握り固めたもので、平安時代に宮中や貴族の家で
何らかの催し物があった時に、屋敷で働く人々のために
「ご苦労様」という意味をこめて配られていました。
それ以降、おにぎりはお皿のいらない簡単で便利な食べ物として戦国時代の携帯食や
野良仕事の弁当として重宝されました。
明治18年には、日本で最初の駅弁として梅干入りのおにぎり二つとたくあんを添えて
竹の皮で包んだ弁当が栃木県宇都宮駅で販売されました。
現在でもお弁当や行楽の時の携帯食としてはもちろんの事
災害時の「炊き出し」などあらゆる場面で日本人の食生活に深くかかわっている食べ物です。
現在では海苔を巻いたおにぎりが主流ですが
おにぎりに海苔を巻くようになったのは江戸時代中期頃
世の中に四角い板海苔が登場した頃からの事です。
また昭和62年には石川県鹿西町〔ろくせいまち〕杉谷チャノバタケ遺跡の竪穴式住居跡から
約2000年前の弥生時代のものと推測される日本一古いおにぎりの化石が発掘されました。

※炊き立てのご飯で握る
おいしいおにぎりを作るためには必ず炊きたてのごはんで握る必要があります。
炊きたてのごはんにはお米のうま味成分である「保水膜〔ほすいまく〕」が
たくさん含まれています。
その保水膜が沢山あるうちにおにぎりにすることでおいしさが持続します。
茶碗などに一度とりわけて揺すり、おおまかな形をつくってから握ると握りやすくなります。
また握る時の力の入れ具合もおいしさに関係してきます。
力強く握りすぎてしまうとご飯の密度が高くなり粒が潰れてしまいます。
少ない回数で均等に柔らかく握ることが大切になってきます。
また手に水分をつけすぎてしまうとおにぎりの形が崩れやすくなってしまうので注意が必要です。

■オススメウェブサイト
おにぎり奉公の「おにぎり目録」
おにぎりレシピやおにぎり占いなどないよう充実サイトです。
http://www.tako.ne.jp/~a3-mori/onigiri.htm

米ネット「おにぎり100選」
全国各地のおにぎりを紹介しています。
http://www.komenet.jp/onigiri100/event/onigiri/index.html

■オススメブックス
「おにぎりカフェ」
お弁当作りに悩む人や一人暮らしを始める人のためのお助けレシピブック。
約100種類ものおにぎりのレシピが掲載されています。
おにぎりカフェ

「遊び尽くし 女将の評判おにぎり」
おにぎりの形、ごはん・塩・海苔、手水と手塩、握り方のコツといったセオリーから
さまざまな具を使った定番・絶品おにぎりの数々、ひと工夫加えた傑作おにぎりまで
おにぎりを徹底的に紹介する本です。
女将の評判おにぎり

◆日本酒
sake

酒とは、白米を蒸して麹〔こうじ〕(※)と水を加えて発酵・熟成させて作る飲み物の事で
料理の調味料としても用いられます。
また酒は百薬の長と言われ、適量飲酒を心がけていれば非常に健康に良いとも言われています。
日本全国で様々な種類の酒が製造されており各地の地酒として特色のある商品が流通しています。

(※) 麹…米・麦・豆などを蒸したものに麹菌を繁殖させたもので
     酒・醤油・味噌などを製造するのに用います。

※適量飲酒を心がければ健康に
昔から酒は人生の慶事や祝い事になくてはならないもので
もともとは御神酒〔おみき〕と言って神様に奉る神聖な飲み物でした。
現在でも結婚式で行われる三々九度や家を新築する時に行われる儀式
お正月に飲むお屠蘇〔とそ〕などにその名残があります。
また適量飲酒を心がけていれば健康面にも非常に効果的です。
酒にはたくさんの酵素が含まれていて、それらの酵素が
ガンや生活習慣病の予防をする働きをします。
また酒には体を温めたり、保湿の働きをする成分も含まれているので
美肌・保湿効果など女性にとって嬉しい効果もあります。
あくまでも適量飲酒を前提としているので、飲みすぎは逆効果になります。
日本人が1日に摂取する適量は、日本酒1合〜2合程度で
食事をしながら飲むのが良いとされています。
これは、空腹時に飲酒すると肝臓へ負担をかけすぎてしまう為です。
また料理の素材の味や香りを引き立てるとして
様々な料理の調味料としても日常的に用いられています。

※もともとはハレの日の飲み物
日本で酒造りが始まったのは、縄文時代以降〜弥生時代にかけての事です。
大陸から稲作が渡来した後、九州・近畿地方で行われていたと考えられています。
大和時代(4〜6世紀)に、酒造りは徐々に国内に広まっていきました。
奈良時代(710年〜794年)に現在の酒造りのもとになる醸造法が中国から伝わり
平安時代には色々なタイプの酒が造られるようになりました。
しかしこの時代、酒は宗教的な儀式に用いられたり、慶事や祝い事(ハレの日)に
飲む事がほとんどで、頻繁に庶民の口に入ることはありませんでした。
鎌倉時代になり、それまで朝廷の機関でしか行われていなかった酒造りが
寺院・神社で行われるようになりました。
その当時、寺院には民衆からの年貢米が納められていました。
更に酒造りに必要な湧き水・井戸水、広いスペースもあり、その上、寺社には
たくさんの労働力や明晰な頭脳を持った僧侶達がいました。
僧侶達はこのような酒造りに格好の条件を生かして醸造技術を磨いていたと考えられています。
当時、人々の生活に密接していた寺院・神社で酒が振舞われ
人々はハレの日以外にも酒を飲むようになりました。
江戸時代に入ると酒を造って売る酒屋が出現するようになりました。
各地に造り酒屋が登場したことで酒が商品として流通するようになり
一般庶民でも簡単に酒が手に入るようになりました。

※香りと味わいで4種類に分類
日本酒は、香りと味わいの要素から4タイプに分類されます。
●薫酒〔くんしゅ〕
吟醸酒(※1)と言われるタイプのもので、果実や花のような華やかな香りが高く
爽やかな味わいが特徴です。
※1.吟醸酒…
精米歩合60%以下の白米と米麹及び水、醸造アルコールを原料とし
低温で発酵させ吟味して醸造したお酒です。

●爽酒〔そうしゅ〕
生酒(※2)などで、香りは全体的に控えめで新鮮で清涼感のあるみずみずしい味わいが特徴。
冷酒として飲むのが適していると言われています。
※2.生酒…
製成後、一切加熱処理をしない酒の事で
しぼりたてのフレッシュでフルーティな香味が特徴のお酒です。

●醇酒〔じゅんしゅ〕
純米酒(※3)などで、米のふくよかな香りと旨味を感じさせるコクのある味わいが特徴。
熱燗として飲むのが適しています。
※3.純米酒…
米、米麹、および水を原料にして製造した清酒で濃厚でしっかりとした味のお酒です。

●熟酒〔じゅくしゅ〕
長期熟成酒や古酒などで、とろりとした甘味や深い酸味、旨味が合わさった
力強い味わいが特徴です。

■オススメウェブサイト
healthクリック「お酒雑学」
お酒に関する雑学が満載です。
http://www2.health.ne.jp/library/0600-1.html

用品名酒センター株式会社「日本酒純米酒『金持酒』を使ったレシピ集」
日本酒を使った料理のレシピ集です。
http://homepage3.nifty.com/kanemochizake/recipe/

■オススメブックス
「うまい日本酒はどこにある?」
増田晶文 草思社 2004
本当にうまい日本酒造りの現場を描いた本です。
うまい日本酒はどこにある?

「知識ゼロからの日本酒入門」
日本酒の?が誰でもわかる、漫画とエッセイで酔わせる至宝の一冊。
「知識ゼロからの」日本酒入門

「からだに良い酒・うまい酒」
選べる・買える「自然酒&醸造食品」徹底ガイド
からだに良い酒・うまい酒

「日本酒好きの料理ノート」
粒よりの日本酒50本と料理の楽しい組みあわせ。
日本酒好きの料理ノート

◆餅
mochi

日本に古来から伝わる食べ物で
もち米を蒸して臼〔うす〕で粘り気が出るまでついて
適度な大きさに形を整えた食品です。
独特の粘りと伸びがある食感が特徴で、焼くと膨らみ、煮るととろけます。
古くから、正月や節句、季節の行事や祝い事のようなめでたい日に食べる物として
現在まで伝えられてきました。
今でもその習慣は日本各地に残っています。

※日本人の行事に欠かせない食物
餅はもともと正月や祝い事などの「ハレの日」のための特別な食べ物でした。
また、節分や桃の節句、端午の節句などの節句ごとに餅が作られ供えられたり
七夕やお盆、お彼岸などの季節の区切りにも食べられます。
このように餅は日本人の生活・行事に欠かせない存在として現在まで伝えられています。
最近では季節や行事に関係なく日常的に餅を食べる事ができます。
また、保存の利く袋詰め商品が簡単に入手できることから
災害時の非常食として常備する家庭も多くあります。

※稲作の伝来と共に伝わった
餅は縄文時代の後期に稲作の伝来とともに東南アジアから伝わったと考えられています。
その当時の米は赤色に近く、比較的餅になりやすい米だったようです。
餅が季節・行事ごとに供えられ食されるようになったのは
「鏡餅」が誕生した平安時代からの事です。
この頃から餅は祭事・仏事の供え物として慶事に欠かせない食べ物となりました。
室町時代には茶道の発達と共に茶道菓子としても用いられました。
現在でも昔からの名残で正月や節句、季節の変わり目に餅を食べる習慣があり
縁起の良い食べ物として伝えられています。

※正月を迎える為の餅つき
1.もち米を研いで、一晩水につけておく。
2.ザルに上げ、蒸し器で蒸す。
3.蒸し上がったもち米を臼〔うす〕に入れ杵を使って米をつぶし、水を加えて練る。
4.水を入れて硬さを調整(合取〔あいどり〕)しながら餅をつき
時々餅を返してまんべんなくつくと完成です。

餅つきは昔から正月を迎える大切な段取りのひとつとして
年の暮れの数日間に行われます。ただし12月29日は「苦」に通じる
26日は「ろくなことがない」と言われ
その二日間だけは餅をついたり購入するのを避ける風習があります。

■オススメウェブサイト
「林餅店」
越前餅菓子「林餅店」のサイト。お餅を使ったレシピ集など内容充実しています。
http://www.fukumochi.com/

「長五郎餅」
京都・北野天満宮近辺にある、歴史ある餅菓子屋さんのサイトです。
http://www.chogoromochi.co.jp/

■オススメブックス
「餅と日本人」
餅にまつわる風習に日本人のこころと文化を探った一冊です。
餅と日本人

「発見!体験!日本の食事〈6〉」
家や地域や祝い事の行事と結びついた大切な食べもの「もち」を取りあげた一冊です。
発見!体験!日本の食事(6)

◆寿司
sushi
同義語:鮨・鮓

寿司には、酢飯の上に具材をのせて握ったにぎり寿司の他に
ちらし寿司や押し寿司、巻き寿司など色々な種類があります。
昔は祝いの席などのおめでたい時に食べる高級な食べ物でしたが
最近では値段が手頃な回転寿司店の出現により
日常的に寿司を食べる事ができるようになりました。
近年、寿司は日本の代表的な料理として全世界に知られています。

※日本食の代表格
すしの語源は元々「酢」をまぜた飯「酢飯〔すめし〕」からきています。
この酢飯の「め」がいつの間にか無くなり「すし」と呼ばれるようになりました。
すしを表すのに、「鮨」・「鮓」・「寿司」というように様々な漢字が用いられますが
これらはどれも当て字だったようです。
「鮨」は魚が旨いという意味で作られた漢字で
「鮓」は「乍」という字がモノを薄くはぐの意味をもち
魚を薄くはぐという意味で創られた漢字です。
現在一般的に使用されている「寿司」という漢字は
「寿〔ことぶき〕を司〔つかさど〕る」という意味で
縁起がいいもの・祝いの席で食べるものという意味をもっています。

寿司は日本の代表的な料理としてまたヘルシーな健康食として全世界に知られています。
1980年代アメリカ全土にスシ・バーが登場したのをきっかけに全世界へ広まりました。
現在では、生魚を食べるのに抵抗がある人向けにアボガドやカニなどを巻いた
カリフォルニアロールなど欧米人の味覚に合う寿司も作られるようになり
世界中の人々に食されています。

※江戸から広まったにぎり寿司
寿司は紀元前4世紀頃の東南アジアで誕生しました。
日本へ寿司が伝わったのは平安時代の頃です。
この頃のすしは「なれずし」と呼ばれ、甘酢で味付けした米飯に
開いた生魚を載せて一晩寝かせたもので
今の寿司とは随分イメージの違うものでした。
まだ冷凍技術のなかった時代なので人々は保存食として寿司を食べていたようです。
現在でも近江地方に伝わる鮒〔ふな〕ずし、ハタハタの漬け込みずし
サバのイズシなど当時に近い寿司が受け継がれています。
にぎり寿司として食べるようになったのは、江戸時代末期(19世紀初め頃)の事。
この当時江戸中で屋台が大流行しその屋台から「にぎり寿司」が登場しました。
このにぎり寿司は東京湾すなわち江戸の前(江戸前)でとれる魚介・海苔を使うことから
「江戸前寿司」と呼ばれるようになりました。
この当時のにぎり寿司はテニスボール位の大きさであったと言われています。
また「なれずし」とは違い、すぐに食べられる事から
「はやずし」とも呼ばれ江戸中で流行しました。
その後、1923年の関東大震災に被災した東京の寿司職人達が故郷に帰り
日本全国ににぎり寿司が広まっていきました。

※寿司用語あれこれ
お寿司には様々な専門用語が用いられます。

シャリ(すし飯)
白く細かいすし飯が仏舎利〔ぶっしゃり〕
(お釈迦様の遺骨)に似ているためそう呼ばれるようになりました。
ガリ(甘酢漬けの生姜)
噛むときや削るときにガリガリというので「ガリ」と呼ばれるようになりました。
生姜は細菌の繁殖を抑える効果があります。
アガリ(お茶)
口に残る味をさっと洗い流すため
最後(アガリ)に出すお茶のことを指して「アガリ」と呼ばれるようになりました。
ムラサキ(醤油)
醤油の色合いから「ムラサキ」と呼ばれるようになりました。
ナミダ(わさび)
わさびは効きすぎると辛く涙が出るので「ナミダ」と呼ばれるようになりました。

■オススメウェブサイト
「寿司くいねっと」
すしのあらゆる情報を掲載しているサイト。すしのトリビアはおすすめです。
http://www.sushiya.net/index.html

■オススメブックス
「回転寿司の掟」
松岡大悟 河出書房新社 2004
回転寿司をより楽しくお得に食べるためのマナーやうんちくなどを掲載した本です。
回転寿司の掟

「発見!体験!日本の食事(4)」
地域の食材をつかってつくる伝統のすし。
今では、日本から世界へ広がるすしの文化。
発見!体験!日本の食事(4)

大人のための「和の作法」
「寿司の粋な食べ方は?」「座布団の正しい座り方は?」
日本人の衣食住には様々な“作法”が存在する。
「これだけは常識として知っておきたい」という基本的な作法を
その成り立ちと意味と共にわかりやすく紹介。
オシャレな大人になるために欠かせない一冊。
大人のための「和の作法」


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16 : 46 : 29 ▲ 和風香 コメント:0

■■■   和文化衣食住  『衣』 ■■■
Thu.
06.22.2006
time3
衣食住の「衣」から
今回は夏の和服 「浴衣」 「甚兵衛」 と 「産着」 について。

「衣」

読み方:ころも
同義語:着物

日本の代表的な民族衣装である「着物」
着物の歴史をさかのぼると、縄文時代の貫頭衣〔かんとうい〕にまで辿り着きます。
飛鳥時代の唐文化の影響、平安時代の鮮やかな十二単。
日本の歴史のなかで、着物文化は私達と切り離す事ができません。

現在一般的に「きもの」と呼ばれているものは和服の中の「長着〔ながぎ〕」にあたります。
長着の仕立てには、裏の付いた袷〔あわせ〕仕立てと
裏の付いてない単〔ひとえ〕仕立てに大別され季節やTPOによって着分けます。
日本の民族衣装である着物ですが、洋服の一般化によって着用する機会が減少していました。
しかし最近ではアンティーク着物や和柄の流行により若い世代にも人気です。
これからの新たなきもの文化に昔ながらの伝統的な作法を織り交ぜ
今後も日本の美しいきもの文化は発展していく事でしょう。

着物の種類は「織り」と「染め」の2種類に分けられます。
織りの着物とは初めに糸を染めておき、後から織り上げた着物のことをいいます。
染めの着物とは、白い生地を織り上げ、後から布地に模様を手描きしたり
色で染めたりする着物のことをいいます。
絣や紬などは織りの着物に分類され、振袖や訪問着などは染めの着物に分けられます。
織りの着物は表と裏地が同じ繊維なので、表の色が薄れてきても、裏返しにすると
また新しい着物のように着ることができます。
染めの着物の場合も、再び染め直すことでまた新しい着物として生まれ変わります。
古くなってもすぐには捨てず、また新しく生まれ変わらせる。
着物からは日本人の物を大切にする心が伝わってきます。

■オススメウェブサイト

きもの日本---kimononippon---
着物のポータルサイトです。
http://www.kimono.co.jp/wasou/01/01_top.html

omogatari
着物でおでかけレポートや写真が充実たサイトです。
www12.ocn.ne.jp/~omo/

京都の着物総合情報サイト
着物に似合う髪形や着用時の作法まで詳しく紹介されています。
www.kimono-kyoto.com/

金澤撫子塾
有名旅館の女将達から和を学ぶサイトです。
www.kanazawa-nadeshiko.com/index.html

京友禅の老舗 千總
京友禅の老舗「千總〔ちそう〕」のHPです。
雅やかな京友禅を紹介した「京友禅図鑑」があります。
http://www.chiso.co.jp/top.html

全日本きもの研究会
着物に関するエッセイや情報が満載です。
http://www.ykya.co.jp/index.htm

■オススメブックス

「はじめての私の着物」
はじめての私の着物
河村一子 河出書房新社 2003
「着物を着てみたい、でも、どうしたら?」と思っている
すべての超初心者におすすめの着物入門書です。

「着物は楽しい」
着物は楽しい
大橋歩 文化出版局 1994
着物を着たいけれど、どうすればいいのかわからない人のために
イラストをたくさん交ぜて大橋流の楽しみ方を紹介しています。

beline


◆ 浴衣 ◆

読み方:ゆかた

浴衣は夏に着る最もラフな着物で、元々は湯上りに着る室内着でした。
しかし最近は浴衣の柄や素材の変化により、夏になるとお祭りや花火大会など
内外問わず浴衣を見かけるようになりました。
また、普通の着物より簡単に着付けでき、価格も手頃なことから
特に若い世代や外国人に人気の夏の定番着物です。

※若い世代に人気
浴衣は安価で着付けも簡単なため日本人に最も受け入れられており
子供からお年寄りまで幅広い人気です。
浴衣は元々湯上りに着用していた着物なので、涼し気に見えるよう
白地や藍地、紺地に秋の草花を染めた柄が一般的です。
しかし現在では和服ブームに伴い10代から20代対象の洋服ブランドも
こぞって浴衣を製作・販売し始め
原色ベースのカラフルなプリントを施したものも多く出回っています。
昔からある白地や紺地に古典模様の浴衣は「古典的」
今風の鮮やかな彩りの浴衣は「ブランド浴衣」と言われます。

※銭湯の普及とともに
浴衣の起源は平安時代、貴族が蒸し風呂に入るとき、水蒸気でやけどしないように着た
「湯帷子〔ゆかたびら〕」がはじまりとされています。
帷子〔かたびら〕とは麻の着物のことです。
その時代、綿は高級品とされたため、装束の下着となる薄い着物は麻で作られていました。
江戸時代後期になって、綿の生産量が高まり庶民に普及するとともに
湯帷子の生地も麻から綿に変わりました。
また、銭湯の普及にともない着用の場が増えたため、略されて「ゆかた」と呼ぶようになりました。
現在では風呂上がりだけではなく夏に着る着物として定着しています。

※夏の知恵
普通の着物で付けるような長襦袢などは基本的につけません。
しかし麻の浴衣など透けやすい素材で作られている浴衣はつけた方がほうが良いでしょう。
また、染め方により格のある浴衣も存在します。
そのような浴衣で外出する際は、着物と同じように
下着や衿元を重ねた装いにする必要があります。

浴衣には暑い日本の夏を快適に過ごす工夫が凝らされています。
例えば、古典的な浴衣には、紺地と白地が多く見られます。
白地の浴衣は昼用で、家の中で着ると真夏でも涼しく過ごせます。
紺地の浴衣の場合、紺色に染めるために使われている「藍」の香りを虫が嫌うことから
虫の多く出る夕方から夜にかけて着用するのが良いとされています。
浴衣には暑い夏を快適に過ごすための日本人の生活の知恵が染み込んでいます。

■オススメウェブサイト

ゆかた情報誌:ゆかたりずむ浴衣の総合情報サイトです。
http://yukatalism.com/

浴衣、花火…[浴衣姿でレディな夏]
浴衣に関するQ&Aや簡単な着付けなどを紹介しています。
http://allabout.co.jp/L/20020704/s/

浴衣、竺仙…[大人の浴衣を誂える]
30代からの浴衣、浴衣の誂え方などが掲載されています。
http://allabout.co.jp/L/s/040602/?FM=ltop

浴衣:竺仙
浴衣や江戸小紋の老舗です。
http://www.chikusen.co.jp/

ゆかた通ホームページへようこそ!
浴衣の着こなしや歴史、写真コンテストなどを掲載した浴衣の総合情報サイトです。
http://www.yukata-too.com/

■オススメブックス

「着付けと帯結び」
浴衣から振袖まで...新・きものに強くなる
着付けと帯結び
浴衣から振袖の着つけまで完全マスター!
プロセス写真を使って、ポイント部分をわかりやすく解説。

「新版 浴衣の次に着るきもの」
浴衣の次に着るきもの新版
着物で子育て!お掃除&洗濯…古くて新しい、きもの暮らし。
着物生活実践の記録です。

「この夏はゆかたを着よう」
この夏はゆかたを着よう
旬のゆかた競演/めざせ!大和撫子 ゆかたの着こなし術/ゆかたに似合うヘアカタログ
この夏ゆかたデビュー(一人でゆかたを着る/基本の帯結びをマスターする)
手作り小物/着くずれ応急処置/着たあとの始末

「ゆかたであそぼ」
ゆかた通信
ゆかたであそぼ
上品系お嬢様に大変身 コシノジュンコのエレガントゆかた
いつものゆかたがおしゃれに変身 わたしのきものデビュー
ラブ度アップの恋ゆかた/ モードゆかた/Men’s YUKATA
ゆかたヘアバリエーション/ゆかたに合わせたい小物
あそびから正統派まで コーディネートを楽しもう

beline


◆ 甚兵衛 ◆

読み方:じんべえ
同義語:甚平〔じんべい〕

[男性用]
甚兵衛は夏の室内着で、女性の浴衣と同じく湯上りに着る和服です。
上衣と下衣に分かれており、上衣は帯を締めず左右の紐でとめる仕立てになっているので
誰でも簡単に着ることができます。男性用の簡易着物と言えます。

※夏に涼しく
甚兵衛は浴衣のような扱いのため、夏に涼しく快適に過ごせるような工夫が施されています。
浴衣のように夏の湯上り着・室内着とされているので、布地は薄いものを使用しています。
また甚兵衛と似た形の作務衣〔さむえ〕は長袖・長裾であるのに対し
甚兵衛は半袖で膝上丈です。袖や裾の絞りは一切ありません。

※兵士の陣羽織
甚兵衛は戦国時代の陣羽織が元になったと言われます。
陣羽織とは戦の際に羽織る袖なしの羽織です。
陣羽織は武士や、農民である兵士が胴着などの上に着用していました。
武士の陣羽織は革や厚い布地で作られていましたが
兵士の陣羽織は、すばやく動けるように木綿などで作られており
"兵士の陣羽織"と言う意味で「陣兵羽織」と呼ばれました。
その後羽織が民間にも広まり、陣兵羽織をもじって「甚平羽織」に
更に羽織を省略して「甚平」になったようです。

※内から外へ
甚兵衛は家の中で着るものとして作られているため普通外出の際には着用しません。
家でくつろぐための衣服(いわばパジャマのような和服)です。
しかし現在では夏になるとお祭りや街中で
甚兵衛を着た若い男性をよく見かけるようになりました。
甚兵衛自体様々な柄が作られるようになり徐々に外出着としての機能を備えてきています。

■オススメウェブサイト

お祭りには甚平で遊びに行こう[子供服・ベビー服]
子供服としての甚平の素材や特徴を紹介しています。
http://allabout.co.jp/children/kidsfashion/closeup/CU20030701A/

浴衣&甚平
浴衣と甚平の洗い方・たたみ方が紹介されています。
http://www.kao.co.jp/house/040802/htw/yuk.html

陣羽織(じんばおり)
昔の陣羽織を画像付きで紹介しているサイトです。
http://www.shirakawa.ne.jp/~rekimin/siri2/jin.htm

■オススメブックス

「男のきものの着こなし入門」
男のきもの着こなし入門
着つけや帯結び、袴や裃の付け方、羽織の紐の結び方など
男性の着物の知識をまとめた一冊。カラーで見やすいです。

「年代・体型別きもの着こなし術」
年代・体型別きもの着こなし術
より美しいきもの姿をめざして、年代・体型・雰囲気別に
似合う色・柄・素材を考えます。
地味なきものを若い人が着るには?一枚のきものを幾通りにも着るには?
コーディネートの実例、体型による着付けのポイントをわかりやすく紹介。

「男のきもの雑学ノート」
男のきもの雑学ノート
コーディネイトは? 下着は? 洗濯は? 値段は? TPOは?
わからないあなたもだいじょうぶ。
粋な着姿をめざして、即はじめよう「きものライフ」

「男のきもの達人ノート」
男のきもの達人ノート
初めてきものを着る貴男からかなり着慣れた貴男まで。
美姿、たちまち向上!満載、すぐに役立つ先達のワザとコツ。
もっともっと着こなし上手になりたい貴男へ。

「家族で着れるじんべい&ゆかた」
家族で着れるじんべい&ゆかた
和の衣服を手軽にふだん着として楽しむため
浴衣、甚平、作務衣の縫い方を紹介しています。

beline


◆ 産着 ◆

読み方:うぶぎ
同義語:産衣

[子供用]
産着は赤ちゃんが生まれて初めて袖を通す伝統的な着物です。
生まれて数日後にくるまれる麻素材の産着の他に
生まれて約1ヶ月後のお宮参り(初宮参り)で着用する
七五三着物のような華やかな産着(初着)〔うぶぎ〕の2種類があります。
産着には赤ちゃんが健やかに育つようにとの願いがこもっています。

※初めての着物
赤ちゃんが生まれた直後に初めて袖を通す服はガーゼで作られた産着です。
それから2〜3日経つと、麻で作られた産着に変わります。
麻の産着には、麻の葉を図案化した正六角形の模様(左の画像)が描かれています。
麻はすくすくと真っすぐに伸びることから
赤ちゃんの成長を願う意味をこめて描かれています。
また、誕生から約1ヶ月後に「お宮参り」と言って
赤ちゃんが生まれた事を神様に報告する儀式があります。
この時に着る(かける)華やかな着物も産着(初着)と呼ばれます。
女の子なら赤の着物、男の子なら青か黄色の着物が一般的です。
女の子は手毬〔てまり〕や小鼓〔こづつみ〕などの可愛らしく縁起の良い模様が多く
男の子では兜〔かぶと〕や鷹〔たか〕のような凛々しい模様が多いようです。
また、お宮参りでの産着は七五三の着物のように振袖のついた仕立てになっています。

※子の成長を願う
産着の習慣が広まったのは江戸時代頃と言われています。
麻素材の産着は、赤ちゃんの成長を願うという意味以外に
麻の香りが虫除けになるという一面を持っています。
また産着に刺繍されている麻の葉模様は、災いを防ぐお守りとされており
昔は生まれて来る子供のために母親が一針一針刺繍を入れていました。
現在では刺繍からプリントへと変化しましたが
様式は変わっても子供を思いやる親の心は変わらず
日本独自の伝統がいまだ受け継がれています。

※晴れ着としての産着
お宮参りで晴れ着として着る産着(初着)は、赤青黄色などの華やかなものが良いとされています。
産着といってもまだ生後1ヶ月程度の赤ちゃんに帯びを締めるなどして
きちんと着付けることは難しいため、赤ちゃんにはガーゼの長襦袢
(着物の際に着る下着のようなもの)を着せ
母親(*)が抱いた状態で上から産着をかける形になります。

(*) お宮参りでは父方の祖母が赤ちゃんを抱いてお参りするという伝統があります。
しかし現在では、母親と赤ちゃんの関係を第一に考え
母親が抱いてお参りすることが一般的になりつつあります。


■オススメウェブサイト

[妊娠・出産・育児]babycom/ベビーコム
妊娠から出産まで様々な情報を提供しているサイト。
産着の知識も掲載されています。
http://www.babycom.gr.jp/care/c1.html

絹の産着[和]
絹の産着を製造販売されている会社のサイトです。
産着についての知識も豊富です。
http://www.h3.dion.ne.jp/~shinwa_k/index.html

【三島市】〜魔よけの模様〜「麻の葉模様」
静岡県三島市のホームページ内で、麻と日本文化の関係について書かれたページです。
http://www.city.mishima.shizuoka.jp/kiji1.asp?id=1633

ゴーゴー育児 ドットコム
ミキハウスが提供する育児専門サイトです。
http://www.55192.com/

■ オススメブックス

新選子どものグッズ
村上睦子 柴田篤美 フレーベル館 1986
産着からランドセルまで、子どものためのモノ選びのコツを完全収録!
無駄を省き、かしこい消費者になるための本です。

「これで納得子どものお祝い」
子どもの行事・孫の祭事
これで納得子どものお祝い
お祝いごとの由来、お祝いを贈る時期やお返し、表書きなど押さえておきたいポイント。
出産から初誕生までのお祝いごと
(お七夜/命名/出産のお祝い/内祝い/お宮参り/お食い初め/初節句のお祝い/初誕生のお祝い)
小学校入学までのお祝いごと
(七五三のお祝い/入園・卒園のお祝い/小学校入学のお祝い/誕生日のお祝い)

「苧麻・絹・木綿の社会史」
苧麻・絹・木綿の社会史
日本人の三大衣料原料であった苧麻・絹・木綿。三本の糸を手繰りながら
これまで見えなかった民衆の生活史・社会史像を探ります。

「LUNCOのオモシロ着物柄Marble books」
Luncoのオモシロ着物柄
永田欄子 マーブルトロン 2004
古布に魅せらて25年のLUNCOさんによるはぎれと着物
そのオモシロ柄の世界を紹介した本です。

「手縫いの赤ちゃん服&小物」
本・手縫いの赤ちゃん服&小物
手ぬぐいで作る産着、甚平、腹がけなど・・
手縫いの基礎、写真解説で分かりやすく説明。


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23 : 07 : 33 ▲ 和風香 コメント:0

■■■   夏至 ■■■
Tue.
06.20.2006
[夏至](げし) 6月21日〜7月6日

fh

夏至(げし)は二十四節気の1つで、一年で最も昼の時間が長くなる日です。
それは、太陽が最も北(北回帰線の真上)に来るために起こる現象です。
しかし実際は夏至は梅雨の真っ只中なので日照時間は冬よりも短いことが多いようです。
6月21日頃。およびこの日から小暑までの期間。

太陽黄経が90度のときで、日本の大部分では梅雨のさなか。
北半球では一年中で一番昼が長く夜が短い日。旧暦五月中。
『暦便覧』には「陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以てなり」と記されている。
また、日本と違って暗く長い冬が続く北欧では
この日は特別の喜びを持って迎えられ各国で盛大に夏至祭が行われます。

『夏至今日と思ひつつ書を閉ぢにけり』(高浜虚子)

太陽が最も高く昇り、昼が一番長く、夜が一番短くなる。
冬至から半年後、太陽が黄経90度に達し
昼が1番長く夜は1番短くなる夏至の日から
16日間が二十四節季の夏至の期間である。
本州では昼の時間と夜の時間の割合がほぼ2対1になるが
北海道など北に行くにしたがって、昼の割合が大きくなる。
そして北極圏に近づくと、太陽は1日中沈まない。
幸か不幸かこの季節は梅雨のまっ最中で、昼の実感が味わえない。
北欧の人達のように夏至のお祭りを楽しむ風習がないのはそのためだが
おかげで気温の上昇がおさえられている。
そして、恵みの雨に草や木が緑を深くして行く。

夏至の期間の七十二候は以下の通り。

[初候]
乃東枯(ないとう かるる)(なつかれぐさかるる) : 夏枯草が枯れる
夏枯草(かごそう)とも呼ばれる冬に咲いてこの頃枯れるという。
鹿角解(しかの つの おつ) : 鹿が角を落とす季節(中国)

[次候]
菖蒲華(しょうぶ はなさく) : あやめの花が咲く
(あやめはなさく) 水辺を色どるあやめが夏の到来を知らせてくれる。
蜩始鳴(せみ はじめて なく) : 蝉が鳴き始める(中国)

[末候]
半夏生(はんげ しょうず) : 苗が生える季節でかなり暑さを感じる季節
烏柄杓が生える(日本・中国)
からすびしやくが咲く。
また、この頃葉が白くなるはんげしょうという草もある。
田植もすっかり終る。離節の半夏生は7月2日である。

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◆一年で一番昼の時間が長い日
夏至とは、この日を過ぎると本格的な夏が始まるという意味です。
冬至にかぼちゃを食べるようにこの日も何かを食べる習慣がありますが
何を食べるかは地方によってまちまちです。
例えば関西地方では、タコの八本足のように
イネが深く根を張ることを祈願してタコを食べます。

◆太陽の化身「天照大身神」
古来、天照大神(あまてらすおおみかみ)は太陽の化身と位置づけされていました。
日本各地にある古代遺跡や書籍などからその信仰を垣間見ることが出来ます。
「夏至」という言葉が入って来たのは、中世になって
中国から二十四節気が入ってきてからのようです。
その後、各地で太陽の生命力を得るために
夏至の日を祝うお祭りが開催されるようになりました。
2003年から、夏至の日は昼の時間が長いので
「電気を消してスローな夜を」というタイトルで
節電を呼びかけるイベントが行われています。

◆三重県二見浦の夏至祭
三重県二見浦〔ふたみうら〕には、夏至の時期だけ夫婦岩の間から朝日が昇ります。
これは夏至の日の前後2ヶ月しか見られない特別な光景です。
そして、この海中には興玉神石(沖の石)があり、昔からその沖の石は
常世の国から神が寄りつく聖なるところといわれてきました。
そして、夫婦岩はその鳥居〔とりい〕と見なされていました。
また二見浦では毎年「夏至祭」が行われます。
白装束に身を包んだ300人近くの善男善女が、天照大神を迎えるために
祝詞〔のりと〕を唱え気合いを入れつつ海に入り
朝日が昇ろうとする夫婦岩に向けて歩いていきます。
そして朝日に向かって国歌を合唱をするそうです。

○二見浦旅館組合公式ホームページ
伊勢の二見浦の夫婦岩は夏至の日にだけ、岩と岩の間から朝日が昇ります。
その詳細を書いているサイトです。
http://www2.mie-net.ne.jp/yado23/

○100万人のキャンドルナイト
夏至と冬至の日に電気を消して節電をする
「100万人のキャンドルナイト」の公式サイトです。
http://www.candle-night.org/

○知って得する豆知識
カゴメの提供する日常の豆知識のコーナーです。夏至が紹介されています。
http://www.tomato-ks.com/topics/mamechishiki/vol_04_p01.html


「つきづきの彩り」
旧暦二十四節気に見る日本の美しい風景
人や自然に拘わらずどのような存在に対しても相手を気づかう
人間の側が一歩引いて対処する気持が大切。
立春、雨水、啓蟄などの旧暦二十四節気に季節を区切り
それに相応しい季語などを添えた写真集。
つきづきの彩り

「えこよみ」
二十四節気や七十二候を通じて四季の移ろいや身近な自然を感じる絵本。
古くから伝わる季節の言葉と美しいイラストに新暦のカレンダー。
日々の暮らしの中に小さな自然の変化を見つけたらこの本を開いてみて下さい。
あなたの生活と自然が実はとても近くにあることに気がつくかもしれません。
えこよみ


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22 : 45 : 49 ▲ 彩事記・四季暦 コメント:0

■■■   季節の花便り ■■■
Sun.
06.18.2006
薔薇  六月の誕生花

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かぐわしい香りや優美な姿。
バラはいつの時代も見るものを魅了します。
観賞用に品種改良されたものを含めて二万ほどの種類があり
四季を通して楽しめるバラがたくさんありますが
ダマスクローズなどの古代薔薇は5月から6月にかけて花を咲かせます。

優雅で甘い香りのバラは女性の大好きな香り。
数あるバラの中でもブルガリア産のダマスクローズは非常に香りが高く
「ダマスローズなくして香水の名品は生まれない」といわれるほど。
その香りは専門家によると「透き通るような華やかで強い甘さの中に
ラズベリーやピーチの様なフルーティーな香り。
そして若干のスパイシーな香りを含む」と表されます。

世界3大美女に数えられるクレオパトラもバラを愛したひとり。
恋人を宮殿に迎える際、床一面に花びらを敷き詰めてもてなしました。
ボッティチェリの名画『ヴィーナスの誕生』
シェイクスピアの詩や劇をはじめ、多くの芸術作品にもバラが登場します。
それほどこよなく愛されている花なのです。
古くはバビロン王朝宮廷にも薔薇は咲きほこっていたといわれています。
ギリシャ時代の神話にも薔薇の花が出てきます。
ギリシャ神話の美と愛の女神アフロディテが、泡の中から誕生した時に
アフロディテと一緒に生み出した花とされます。
花の女王の座に君臨し、さまざまな表情を持っていることもあり
世界中でもっとも多くプレゼントに贈られる花です。

しかし19世紀頃までの薔薇は花も小さく四季咲き性もありませんでした。
近代薔薇の誕生を促す役目を担ったのは、ナポレオンの皇后ジョセフィン。
彼女はナポレオンの威光のもと、パリ郊外のマルメゾン宮殿の庭に
多くの品種を集めましたが、その中にあった中国産の「庚申薔薇」が
それまでの薔薇に四季咲き性を導入させることになります。
彼女は、園芸家たちに薔薇の品種改良を進めさせ
四季咲き中輪の薔薇「ティ・ローズ」と、四季咲き性は少ないが
大輪咲きの薔薇「ハイブリッド・パーペチュアル」を作り出させました。
やがてこの二つの系統の薔薇の特徴を生かした四季咲き性大輪の薔薇
「ラ・フランス」がフランスの育種家ギョウによって世に送り出されました。

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バラの花びらは香料や薬にも使われてきました。
大変貴重なローズオイルは王侯貴族が香水として使ったり
肌の手入れのために愛用したとか。
花びらのエキスは消化を促したりのどの痛みを和らげるとして飲まれてきました。
バラの花びらにはポリフェノールが豊富に含まれます。
中でも話題の成分がオイゲニインでアレルギー症状を和らげてくれます。

一口にバラのエッセンシャルオイルといってもランクはさまざまです。
もっとも品格が高いと格付けされている「ローズオットー」は
バラの品種、原産地、抽出方法がすべて限定されており
<ブルガリア産のダマスクローズから蒸留抽出されたもの>と決められています。

 季語は夏(「冬薔薇」「ふゆそうび」となると冬の季語になる)

 花言葉 『愛情』『嫉妬』 
        あなたを尊敬します・美・温かい心・恋 

薔薇にはたくさんの種類があります。
全ての花に共通の花言葉として『愛情』が有名ですが
その他、色や形、用途などによって様々な花言葉があります。

  ・ 赤色:『真実の愛』『熱烈な愛』『情熱』
  ・ 赤(つぼみ):『純粋』 『愛らしさ』
  ・ 白色:『あなたを尊敬します』
  ・ 桃色:『時の感銘』
  ・ 黄色:『愛の減退』 『嫉妬』
  ・ 花束(赤と白):『調和』
  ・ 一重咲きの薔薇:『淡白』
  ・ 結婚式の薔薇:『幸福な愛』
  ・ 花束(花とつぼみ):『秘密』
  ・ 薔薇のつぼみ:『恋の告白』

と言うように色、形によって花言葉も変わってきます。

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薔薇・・・私も大好きな花のひとつですが
「完成された美」と言った感じです。
多くの貴族達が気の遠くなる程のお金と時間をかけて交配を繰り返し
現在の完璧な薔薇の花を造りあげました。
長い栽培の歴史を物語るこの花は、愛と美のシンボルとして
女性だけではなく男性の心にも強く印象づけられるのもです。
クレオパトラが、恋人アントニウスのために床に敷き詰められた花も
ナポレオンがジョセフィーヌのために床に振りまいた花びらもこの高貴な薔薇。
「八月の鯨」と言う名作の映画の中では
老女が亡き夫との結婚記念日を祝う場合の中で使われていました。 
コーヒー・テーブルの上に1本の薔薇を飾り
老女はゆっくりワインを飲んでは、過ぎし日を想い出すのです。
このシーンの1本の薔薇の優しさと寂しさ.....複雑な花です。
『愛情』と『嫉妬』…永遠のテーマを内包して君臨する花なのです。

・・・様々な薔薇たちが私たちの風景を飾り立て
その中からすてきな出逢いが生まれ続けています。

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日本はバラの自生地として世界的に知られており
品種改良に使用された原種のうち3種類は日本原産です。
古くはバラは「うまら」「うばら」と呼ばれ『万葉集』にも
「みちのへの茨(うまら)の末(うれ)に延(ほ)ほ豆のからまる君をはかれか行かむ」
という歌があります。
『常陸国風土記』の茨城郡条には
「穴に住み人をおびやかす土賊の佐伯を滅ぼすために
イバラを穴に仕掛け追い込んでイバラに身をかけさせた」とあります。
常陸国にはこの故事にちなむ茨城(うばらき)という地名があり
茨城県の県名の由来ともなっています。

このように日本人にはゆかりのある植物といえます。
江戸時代には身分を問わず園芸がはやりましたが
バラも「コウシンバラ」「モッコウバラ」などが栽培されおり
江戸時代日本の訪れたドイツ人ケンペルも
「日本でバラが栽培されている」ことを記録しています。
また与謝蕪村が「愁いつつ岡にのぼれば花いばら」の句を残しています。

バラがいまのように「花の女王」として愛好されるようになるのは明治以降で
明治維新を迎えると明治政府は「ラ・フランス」を農業試験用の植物として取り寄せ
青山官制農園(いまの東京大学農学部)で栽培させました。
馥郁とした香りを嗅ごうと見物客がしばしば訪れたので
株には金網の柵がかけられたといいます。
まだ、バラは西洋の「高嶺の花」だったのです。
その後、バラが接ぎ木で増やせることから、優秀な接ぎ木職人のいる
東京郊外や京阪神地域の郊外で栽培が行われるようになりました。
バラは華族や高級官僚といったパトロンを得て
日本でも徐々に愛好され始め生産量も増え始めました。
大正から昭和のころには一般家庭にも普及し
宮沢賢治が「グリュース・アン・テプリッツ(日本名:日光)」を愛し
北原白秋の詩にもバラが登場しています。

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第二次世界大戦で日本でもバラの栽培より野菜の栽培が優先され生産が停滞。
しかし、戦後すぐの1948年には銀座でバラの展示会が開かれ
さらに1949年には横浜でバラの展示会が開かれ
そのときにはアメリカから花を空輸して展示用の花がそろえられました。
このように戦後の高度成長の波に乗り、バラは嗜好品として庶民にも普及していき
日本でも品種改良が行われるようになったのです。
また鉄道会社が沿線開発の一環としてバラ園の造営を行うようになり
各地にバラ園が開園されました。

日本ではバラは花卉としてはキク、カーネーションとならぶ生産高があり
ハウス栽培で年中市場に供給されるようになりました。
また園芸植物としてのバラは、ハイブリット・ティの花のできばえを競う
「コンテスト」などが行われています。
その一方で最近ではガーデニングの流行などでオールドローズなどが
植栽素材に再び注目を集め、多くの人に愛好されるようになりました。

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 〜花あしらいのポイント〜
茎を長く使えば、本数が少なくても薔薇全体の美しさを引き立たせます。
ボリューム感を出したい時は、短くマスフラワーとして使うと良いでしょう。

 「薔薇の印鑑入れ」
薔薇の印鑑入れ

 「ダイアナローズ ティーポット」 
イマン(imane)ダイアナローズ ティーポット 0529祭10

 「バラづくし詰合せ」(バラのジャムとジュース)
バラづくし詰合せ(バラのジャムとジュース)

 「香りの薔薇」 庭を五感で楽しむ
香り・その美しさ・品質・歴史・栽培・異種配合・栽培のコツなど
かぐわしい香りを持つ素晴らしいバラの50枚の写真と共に紹介。
バラ栽培のノウハウとして必要な、上手な育て方も、写真付きでアドバイス。
香りの薔薇

 「はじめてのフラワーアレンジ」
花あしらいの基本のテキスト。知りたかったコツがいっぱい!
初めてでも、一人でも、簡単に学べる!今日からアレンジ上手。
はじめてのフラワーアレンジ

 「小さな花あしらいと12ケ月の花の話」
花瓶や鉢がなくても、部屋に花を飾って暮らしに潤いを♪
しかも簡単に花を飾る知恵ならこの本で。
暮らしのなかで好きなものはみんな花あしらいの「素」です。
季節をめぐる作者の素と季節の花をカンタンに飾るアイデア集。
小さな花あしらいと12ケ月の花の話


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17 : 29 : 11 ▲ 風花日和 コメント:1

■■■   和菓子の日 ■■■
Thu.
06.15.2006
6月16日は 『 福を願う和菓子の日 』
和菓子を食べて家族や親しい人たちの健康と幸せを願う。

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毎年6月16日は和菓子の日というのをご存じですか?

この日の由来は平安時代848年頃、当時国内に疫病が蔓延したことから
仁明天皇が元号を「嘉祥」とあらため6月16日に16の数に因んだ菓子
餅を神に供えて疫病除け、健康招福を祈った古例に始ると言われています。

その後、後嵯峨天皇(1220〜1271年)が吉例として行ったのをはじめ
室町時代には年中行事として行われるようになったことが
「武徳編年集成」その他たくさんの古書に記されています。
江戸時代になると、大切な祭りのひとつに数えられ
幕府では御目見得以上の士分に大広間で菓子を賜り
これを嘉祥頂戴と言いましたし
町方でも嘉祥喰といって、嘉定通宝16枚で菓子を求めて食す
また、米1升6合と菓子を交換して食べるなどし
疫病退散健康招福を祈願する行事として盛んに行われました。

16文で菓子を買って振る舞う、米1升6合と菓子を交換すると福がくるなど
「16」にちなんだものが縁起がよいと信じられましたが
なぜ「16」なのかははっきりしません。
一説「一六羅漢」「一六観」「一六善神」など仏教の守護神の数と言われています。
その後、室町時代には年中行事として定着し
江戸時代には幕府でも重要な行事として扱っていたようです。
供える菓子の種類はようかんだったり、まんじゅうだったりと時代で違ったようです。
この風習は残念ながら明治時代に一度途絶えてしまいましたが、
一九七九年(昭和54年)全国和菓子協会がこの故事にちなんで制定しました。
この由来を現在によみがえらせたのが「和菓子の日」です。

仁明天皇の時代、朝廷に白亀が献上されたことを祝って嘉祥と改元された
848年の6月16日群臣に16の数に因んだ食物を贈ったことに始まる…と
「和漢三才図会(わかんさんさいずえ)」には記してあります。
この儀式が宮中や武家の間、そして民間にも浸透していくのは
室町時代から江戸時代にかけてのこと。
特に武家の間では宋銭の嘉祥通宝の「嘉通」が「勝つ」に通じることから
嘉祥通宝16枚で菓子を求めたり、主君から下賜された嘉祥米で
菓子と交換したり、民間でも16に因んだ個数の菓子を食べたり
16文に相当する餅や菓子を食べる風習となったそうです。

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現在はこの日に和菓子キャンペーンが催され嘉祥饅頭や嘉祥菓子が売り出されます。
ところで全国和菓子協会のマークをご存じですか?
和菓子屋さんの包装紙でたまに見かけることがありますが
この日に売り出されるお饅頭の頭にも同じマークが焼印されています。
下のマークがそれです。
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尚、数字に因む嘉祥菓子に近い行事食として
庚申に供えた七色菓子、百味菓子、有卦の菓子があります。
ともに、江戸時代にさかんに行われたもので今は廃れています。
民間伝承に由来するこのような行事こそ、忙しいこの現代社会に
休息の時をもたらしてくれるとのではないしょうか?

1979年(昭和54年)に設定された和菓子の日(6月16日)
美しい日本の四季と歴史の中で育まれてきた民族の味『和菓子』の素晴しさと
もっと親しんでもらおうと、和菓子の製造に携わる者も
この勝れた日本の食文化を正しく隆盛に後世に伝え残すために
一層の努力を積み重ねていこう…と願って設定された日。
家族や親しい友人の健康を願って和菓子を贈り、和菓子を食べる…
心暖かい日本の習慣として育ってほしい気がします。

◆季節を味わう和菓子

都会の暮らしの中から季節が失われつつあるといわれています。
街を歩いてみると店先からも季節を感じさせてくれるものがめっきり少なくなりました。
spring

そう言えば家並の間に季節の花を咲かせていた草木もいつの間にやら少なくなっているようです。
かつては、もっと自然の風物に恵まれ、食べ物や植物を通じて季節の移り変わりを身近に感じ
四季を味わうことに喜びを見い出していたはず。
summer

和菓子は生活文化ともいえる四季の行事を大切にしています。
和菓子のもつ季節にはふたつの特徴があります。
ひとつは、その季節になってはじめて顔をだす和菓子の数々。
桜もち、草もち、柏もち、水羊かん…etc
これらの和菓子は季節の訪れを告げる和菓子といえます。
autumn

さらにひとつは、季節を表現する和菓子です。
和菓子という小な形の中に自然の風物を映しとって表現し
季節の移ろいに一足早く美しい装いをみせる和菓子。
上生菓子、煉り切りなど様々に季節を表現した和菓子が季節の訪れを伝えてくれます。
winter

◆和菓子暦

日本には歴史の中で生き続けた多様な年中行事があります。
正月、節分、雛節句、端午の節句、七五三…etc
これらの行事日は日本人の生活文化の中で欠かせぬものといえますが
歴史と伝統の中で育まれた和菓子はその年中行事と深い結びつきを持っています。
喜びの日や祝いごとの日に和菓子を食べる。
これも生活にうるおいを与える日本人の知恵といえましょう。

折目節目に和菓子で年中行事を過ごしてみてはいかがですか。

●正月=年賀の和菓子
●鏡開き=お汁粉
●成人の日=祝菓子
●大寒=寒餅・元気餅
●節分=立春大福・福豆

●雛節句=菱餅・雛あられ・桜餅・道明寺

●彼岸=おはぎ・十六団子
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●花祭=花まんじゅう・いただき
●端午の節句=ちまき・柏餅
●母の日=季節の和菓子

●和菓子の日=季節の和菓子
●父の日=季節の和菓子
●七夕=たなばた餅
●中元=和菓子全般
●土用=土用餅
●帰省=郷土の和菓子

●敬老の日=養老まんじゅう・季節の和菓子
●秋彼岸=おはぎ・団子
●十五夜=団子
●十月亥の日=亥の子餅

●七五三=千歳飴、祝菓子 
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●歳暮=和菓子全般
●餅つき=餅


 「お菓子な歳時記」
和洋、四季のお菓子が織りなす甘美な世界。
一年のさまざまな節目において時に主役を演じはたまた脇役に徹するお菓子。
その知られざる由来、エピソード、文化を季節ごとに綴った至福のエッセイ
お菓子な歳時記

 「季節の実用語」
知っているようで知らない、知らないようで知っている。日本語は奥の深い言語。
そんな日本語の更にディープな部分まで踏み込んだのが本書。
例えばビジネスシーン、あるいは飲み会やコンパ、ちょっとした話題のつなぎなど
知っていれば受けること間違いなしのネタの数々。
季節の実用語

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23 : 16 : 46 ▲ 彩事記・四季暦 コメント:0

■■■   色彩散歩 ■■■
Mon.
06.12.2006
* 色のはなし *

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生活の中に様々な「色」が溢れています。
自然界の中にも多様な「色」が存在しています。
この世界は「色」で構成されていると考えてもいいかもしれません。
「色」は、人間の「こころ」に働きかけ
「からだ」に影響し「いのち」に繋がっています。

◆虹の色
▪ 雨上がりの虹の色の数はいくつ?
▪ 虹は何色?


色は人間の精神に深く影響しています。
当然のことですが、属している文化によって人間の精神パターンにも違いがあります。
ということは、色も文化によって違いが出てくることになります。
「虹は何色ですか?」と尋ねたらほぼ十人中十人が「七色です」と答えるのではないかと思います。
私たちは虹を七つの色だと思っています。
レインボーカラーと言えば七色、それが常識。
けれどもこれは文化が作り出したその文化内での常識であり
”絶対的事実”ではありません。
国により、文化により、虹の色数は異なるのです。

雨が止んで天に現れるのが「虹」
日本では虹に見える色は七色と云われます。
赤・橙・黄・緑・青・藍・紫です。 
しかし、欧米では虹は六色であると考えられています。
青と藍は同色とされるのです。

日本では”あお”と”みどり”の区別は曖昧で
時には同一視されたりしています。
青々とした葉っぱと呼ばれているものは、本当は緑色です。
もしも緑という名前が無かったら日本では青と緑は同じ色
一色として数えられ虹の色も六色になることでしょう。
更に、青と藍色の区別を付けなかったら五色になってしまいます。

この世に色は溢れていますがその全てに名前は付けられていません。
文化によっては、色を表す言葉が二つ三つしか存在していなかったりもします。
名前の無い色は、概念上、存在しません。
存在しない色は数えられないので文化によって虹は五色だったり三色だったり
時には二色だったりもするのです。

驚きは中近東です。
こちらでは、五色とされています。 
緑と青と藍が一色で青とまとめられています。
もっと驚くのは、メキシコの原住民であるマヤ族
黒・白・赤・黄・青の五色に分けると言います。

これは、古代の日本や中国の色彩思想にも通ずるものがあります。
昔は日本でも緑や藍は青から分化されていませんでした。
天に見える虹は世界どこでも同じはずですが
見る側の受け取り方で感じ方も大きく変わるようです。

日本でも、古代では殆ど色の認識はされていなかったようです。
”あか”は明るく、あかあかと燃え輝く火や太陽の色。
”あお”は薄暗いぼうっとした感じ、または草木染めの色。
”しろ”は夜が白けるときの色。”くろ”は日暮のときの暗い色。
こんな曖昧な明度の差程度の認識しか、最初は無かったようなのです。
五世紀ごろに中国から五行思想とそれに対応した
青・赤・黄・白・黒の五色が伝わり
色の区別が明確に認識されるようになったとか。

また、その文化によって尊い・神秘的とされる数に合わせて
色数を設定したこともあるようです。
基本的に、古くは東アジアでは五色
西欧では三色とするのが普遍的だったらしいですが
それは五行思想や三位一体思想からの発想だったろうと言われます。
しかし一方で、現代でも単に明(赤)と暗(緑〜黒)の
二色としている民族もかなり多いようです。

では、現在日本や西欧で七色とされることが多いのは何故なのでしょう?
まずは、イギリスの科学者・ニュートンが太陽光をプリズムで
虹色の帯に分解したとき、聖数七(音階など)にちなんで
それを七色に数えたということが始まりのようです。
このために、イギリスやアメリカの学術分野では
虹を七色と定義するようになり
そして日本でも恐らくはそれを受け、明治八年発行の教科書
『小学色図解』で「太陽の光は七色」と書かれたことから
虹を七色とする認識が一般に広まったのだとか。

日本は四季とそれによって様々な色をみせる自然に恵まれています。
山や木々、花、河や海、空、風などの微妙な変化が
私たちの色に対する感受性を育ててくれたのです。
また色や自然に興味が沸いてくるともっと微妙な変化にも気づいてきます。
虹色が何色にも感じられたりするのかもしれません。

自然の色ほど微細なものはないのではないでしょうか…

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◆みどり色の空
▪ みどり色の空を見たことありますか?

空色といえば「青色」ですが、自然は本当に多様で
同じ空にも様々な色を見せてくれます。

朝日が昇る直前は空も燃えるように真っ赤。
夕日が落ちるころには泣けるような橙色。
太陽が丸々現れると神々しい黄金色。
空は晴れていると普段は抜けるように青い。
太陽光が薄らいでくると、切ない藍色。
陽が地平線から見えなくなって暫く経つと神秘的な紫色。

でも「緑色」の空を見た記憶があまりありません・・・
皆さんもちょっと思い返してみてください。

【ケース1】 太陽残像現象
眩しい太陽を暫く直視し(目がチカチカしますが・・・)
太陽のあるところ以外に目をやると、ぼんやりと淡緑の光が見えます。
これは太陽に限らず、マゼンダ(赤紫)のものを見ると同様の効果が得られます。
私たちの脳が目に入ってくる色とは補色のカラーを作り出しているからですね。
ということは、太陽は実はマゼンダということ・・・?!

【ケース2】 彩雲(さいうん)現象
非常に縁起がいい雲で、サーモンピンクや淡いブルー、薄紫、レモン色と
所々に朱金色がきらきらと光る雲です。
このパステルカラーの雲の中にペパーミントグリーンも見えるそうです。
地方によっては『錦雲(にしきぐも)』とも呼ばれ
朝日や夕日に彩られた雲とは全く違うそうです。
まるで、天使か天女の神々しい舞を見ているようだそうです。
見てみたいものです・・・

【ケース3】 虹
虹の中にもグリーンが見えますよね。

【ケース4】 細い緑の幅
夕日が地平線に落ちてから暮れ切ってしまうまでのしばらくの間
「橙色から薄紫色,藍色,濃紺色にかけて」の間に時として一部分
空が一筋くらい緑色に見えるような時があるそうです。
橙や紫に較べるとかなり細い幅の色なので見分けが付けにくいかも。
空気が澄んでいる時季、特に雪の降らない地方の方なら
晩秋から初春にかけての冬の夕空はおススメだそうです。
晴れた日にじっくり空を眺めてみるものいいものかもしれません。

空に限らず、自然には本当に様々な色が存在していますが
案外、見過ごしているものも多いようです。
時間に余裕があるときは、じっくりと自然の彩を感じてみるのも
好い癒しに繋がるかもしれません。

自然界の色って本当に不思議…

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◆禁色ってなに?!
▪ 使うことを禁じられた「色」

現在の日本では、「禁色(きんじき)」という風習はなくなりました。
「禁色」とは、文字のごとく使用することを禁じられる色のことです。
ただ、安全性や公共性を重視する場合は色を規制することもあります。
例えば、道路や海上・空中の交通時に必要な灯火や標識の色など。
こういった行政による規制以外には、表現の自由というお墨付きで
街には様々な色を楽しむことができます。
しかし古代から近代まで色で身分や役職を区(差)別していました。
支子(くちなし)・深蘇芳・深緋・深紫など、濃い赤か紫などが禁色とされました。
これは、色そのものが高貴であるという側面以外に
それらを染め上げるのに、経済的にも高価であったからでしょう。
ただ、紅や紫でも色の薄いものは庶民でも使用できるようでした。
これらを「聴色(ゆるしいろ)」と言います。
桃色など下人の色と言われる位ですから、今で云うところのピンク系の色は
庶民が自分たちで生み出した庶民の色と言えます。

「禁色」という制度そのものの善し悪しは兎も角、その文化のお陰で
繊細で微妙な日本の古代色が生み出されたのではないでしょか。
今の日本では古来からの古代色から欧米の伝統色
最近開発された色など多彩な色合いで暮らすころが出来ます。

これらの色を巧く活用したいものです。

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◆カラーの生活術 〜色を駆使して生活に彩を〜
▪ 生活に役立つ「色」あれこれ

※風邪などで汗をかく場合には綿などの自然素材の白色の下着が有効。
これらを着用して一晩眠ると、汗をしっかり吸収してくれます。

※寝室では薄い青や緑を基調としたコーディネートが睡眠を誘います。
濃すぎると重たくなってしまいますので、あくまでも淡い色合いで。

※勉強部屋には落ち着くグリーンを。
特にペパーミントグリーンは頭脳にバランスの良い刺激を与えるので
集中力が保ちやすくなります。

※玄関には赤や橙などをポイントカラーとして使うと
疲れて帰ってきても元気を取り戻してくれます。
但し、あまり分量が多すぎると逆効果なのであくまでポイントカラーとして。
もちろん、帰ってきて目に入るところに使ってください

※山登りでは黄色の服は避けたほうが無難でしょう。
確かに目立つ色ではありますが、虫が黄色の服に寄ってきます。
また、黒ぽい服も蜂が熊と勘違いするのか、近づいてきます。

※食卓にはオレンジ色や黄色・明るいベージュなどの色を使って
「食欲」を高めましょう。 しかしはっきりした色合いのものは
ポイントカラーとして使ってください。

色を上手く活用してより豊かな生活を…


「Wa和・環・輪・話・倭・我」
和…美濃焼の9スタイル。
環…どんぶりの歴史・どんぶり百選・どんぶり百膳。
輪…お米とお酒・とっくり・盃・そば・すり鉢。
話…和菓子とお茶。倭…五節句一節会。我…和風暦と日本の色。
テーブル&フード&花コーディネーターである著者が
“Wa”へのこだわりと思いを集め六つの“Wa”で構成。
日本の良き伝統とこれからを考えるTEXT BOOK。
Wa和・環・輪・話・倭・我

「日本の色を染める」
紅花で艶やかな赤を染め、紫根から深い紫を取り出す。
色を重ね、その微妙な変化を楽しむ。
日本の色と衣と染の歴史。
日本の色を染める


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15 : 12 : 19 ▲ 彩々な色 コメント:0

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