春のまぼろし

富山湾のおもに4~6月の暖かくて風の弱い日に
春の蜃気楼が現れることがあります。
現れる回数はその年の天候によって左右され
1~2回しか見えない年もあれは十数回見える年もあります。
短いときで数分、長いときには数時間には見えます。
春の蜃気楼は、富山湾の海面付近に冷たい空気
上空に暖かい空気(上暖下冷)が存在するとき
その温度の境界層で光が屈折して起こる現象です。
冷たい層は3~10m程度の厚みがあり、観測するする人は
下側の冷たい空気中から対岸の景色を見ています。
春の蜃気楼の特徴は、対岸の景色が上方に伸びたり反転したりすることです。
また、反転像の上にさらに反転像が重なる3像現象や
5像現象などの蜃気楼も出現します。
蜃気楼は遠くの景色が変化して見える現象です。その変化はたいへん小さく
見る角度としては上下に0.1°~0.2°程度のごく狭い範囲で起こる現象です。
そのため、観測には10~20倍程度の双眼鏡が必要となってきます。
また、写真などを撮る場合は600~800mm以上の望遠レンズが必要です。
いずれにしても蜃気楼を観察する場合、まず、日頃の実景が
どんなふうに見えているのか知ることが大切です。
そうすれば、景色のどの部分がどんなふうに変化したかがよくわかります。
蜃気楼といえば『海岸越しに異国の景色が(壮大に)見える』
『砂漠の蜃気楼』、『富山の蜃気楼』などといったイメージがあると思います。
しかしながら、テレビや新聞の報道で蜃気楼を知っていても
実際に蜃気楼を観られた方が極めて少ないために
イメージが先行して自分の頭の中での蜃気楼像があることと思います。
なかには、間違った理解も少なくありません。

蜃気楼は大気中で光が屈折することで起こる現象です。
光は同じ密度の中では真っ直ぐ進みます。
密度の異なるところでは屈折や反射を起こします。
密度差のあるところでは、光は密度のより高い方へと進路を変えていきます。
その結果、曲線を描いて進むことになります。
大気の場合でいえば、大気の温度差が光の進路を曲げる原因になっています。
そこで、水(地)面から上方に向かって大気の温度が高くなっいく場合と
低くなっていく場合が考えられます。
また水平方向に大気の温度が異なっていく場合も考えられます。
当然、上記の3つのケースでは光の進行状態が異なってきます。
しかしながらどのケースでも我々の目に光が入ってきた方向に像が見えるので
普段と異なった光景が見えることには変わりがありません。
つまり、元の像に対して幻の像が上方に現れるか、下方に現れるか
側方に現れるかによって“蜃気楼を分類”します。

蜃気楼の分類
a.上位蜃気楼
温度の低い海面等によって下方の空気が冷やされ密度が高くなると
元となる物体の上方に蜃気楼が出現する。
水平線(地平線)の下に隠れて見えない風景や船などが見える場合があり
通常ニュースなどで取り上げられる蜃気楼は、この上位蜃気楼を意味する場合が多い。
このタイプの蜃気楼は珍しい存在であり、日本では定期的に現れる所として
富山湾周辺(富山県)、琵琶湖周辺(滋賀県)、オホーツク海沿岸の
網走・紋別(北海道)の3箇所しか確認がとれていません。
水(地)平線の下に隠れている物体(風景や船など)が見える場合があります。
通常、蜃気楼という語は上位蜃気楼を意味する場合が多いようです。
b.下位蜃気楼
最も一般的に目にする機会の多い蜃気楼。アスファルトや砂地などの熱い地面や
海面に接した空気が熱せられ、下方の空気の密度が低くなった場合に
物体の下方に蜃気楼が出現する。
ビルや島などが浮いて見える浮島現象や逃げ水現象もこのタイプに属する。
このタイプの蜃気楼は日本各地で見られますし、発生頻度も極めて高いのです。
“浮島・浮景現象”や“逃げ水”がこの下位蜃気楼に属します。
よく耳にする“砂漠の蜃気楼”はこのタイプ(逃げ水現象)です。
c.鏡映(側方)蜃気楼
物体の側方に蜃気楼が出現する。
報告が最も少なく、極めてまれな現象であると言える。
スイスのジュネーブ湖で目撃されたという報告がある。
また、日本で不知火(夜の海に多くの光がゆらめいて見える現象。
九州の八代海、有明海などで見られる)と呼ばれるものも
このタイプの蜃気楼に属すると言われています。
富山県魚津市 蜃気楼 - MIRAGE -
蜃気楼 解説
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五月(皐月・さつき)

●皐月
早苗を植える時期「早苗月(さなえづき)」を略したもの。
耕作を意味する古語の「サ」が元になっているという説もあります。
※「皐月」の”皐”には「神に捧げる稲」という意味があります。
季節:初夏(しょか) ※立夏から芒種の前日まで。
菖蒲月(あやめづき)
薫風(くんぷう) 早月(さつき)
橘月(たちばなづき) 雨月(うげつ)
稲苗月(いななえづき)
◆初夏
若さと活力があふれる夏の始まり。
春の代名詞でもある桜も散って
木々が芽吹き、新しく若い緑があふれる季節になりました。
立夏(5月5日)から1ヶ月くらいを初夏といい
一年で一番快適な季節に入ります。
「木々の新しい緑を、颯颯(さつさつ)と吹く風が、若々しく薫る」
春の風は光り、夏の風は薫るといいます。
みずみずしい若葉、爽やかに通り抜ける風、明るい太陽の輝き、水の煌めき・・・。
新鮮でみずみずしいこの季節は誰もが歓びを感じます。
若さと活力があふれる自然界のエネルギーを体全部で感じてみましょう。

◆季節の言葉
『新緑』
木々が芽吹き、鮮やかな緑になる風景。
『五月晴れ(さつきばれ)』
本来は旧暦の5月(今の6月)の梅雨の晴れ間のことを言いますが
現在は5月の晴れ日にも用いられています。
『薫風(くんぷう)』
五月の風の爽やかさを表した言葉。
青葉を通ってくる風は、緑のように芳しい香りがするという意味。
『麦の秋』
稲の田植えの時期に麦は黄金色に実ります。その様子を秋に見立てた言葉。
『余花(よか)』
山地などで、まわりが青葉の中遅れて咲く桜のこと。夏の季語にもなっています。
初夏の候・向暑の候・薫風の候・新緑の候・若葉の候
緑したたる好季節・すがすがしい今日この頃・深緑の目にしみる昨今ですが
深緑が山野に萌える頃となり・青葉に風薫る頃となりましたが
若葉の緑も日増しに色まさり・五月晴れの好季節と・吹く風も夏めいて
水田に緑の苗がたなびく季節となりました・風薫る5月、緑の眩しい爽やかな季節
◆季節の暦(二十四節気)
『立夏(りっか)』 5月5日ー5月20日
夏が始まる日。
活き活きとした若葉や青葉の新緑に彩られる美しい季節。
春ようやくあせて、山野に深緑が目立ち始め、風もさわやかになって
いよいよ夏の気配が感じられてくる。かえるが鳴き始め、ミミズが這い出て
竹の子が生えてくる。だが暦の上では立夏といっても、気象的には春である
ともいき暦 『立夏』『小満(しょうまん)』 5月21日ー6月4日
陽の気が高まり、天地に満ち始める頃。
万物が成長して草木の枝葉が生い茂り、日に日に緑が濃くなります。
気温も湿度も高くなり、少し動くと汗ばむ頃。
麦の穂が生長し、山野の植物は花を散らして実を結び
田に苗を植える準備を始め、蚕が眠りから覚めて桑を食べ始め
紅花が咲きほこる季節である。
万物しだいに長じて満つるという意味から小満といわれる。
気象的には、この頃から梅雨となる年が多い。
ともいき暦 『小満』
◆ 八十八夜(はちじゅうはちや)
立春から数えて88日目にあたる雑節の一つ。
新暦5月2日頃、八という末広がりの文字が重なることから
この頃に摘み取られる新茶は、古来より不老長寿の縁起物として珍重されている。
また、「八十八夜の別れ霜」ということわざのとおり
この頃から霜の害の心配はなくなるとされ、お米や農作物の種まきに
最適な季節といわれている。八十八は「米」の文字ともなるため
稲作にかかわる神事が各地で行われる。
五月にはいると「八十八夜(はちじゅうはちや)」という
立春から数えて八十八日目にあたり
昔は野菜の種まきなど農作業の目安にされた日があります。
このころは、その年の最初に生育した新芽を摘み採ってつくった
「一番茶」が出回る時期。
最近は便利さと手ごろさゆえ、コンビニに並ぶ
ペットボトルのお茶を買って飲むのがほとんどという人も多いでしょう。
ですが、たまにはお湯を沸かして葉っぱからお茶を煎れてみてはいかがでしょうか。
葉っぱならではの深い味わいやまろやかさが
新鮮に感じられるかもしれません。

◆『端午の節句』
『男の子の成長と立身出世を願う行事』
端午の節句には空に鯉のぼりを泳がせ、家の中には五月人形を飾って
粽(ちまき)や柏餅を頂きます。この節句に欠かせないのが菖蒲(しょうぶ)で
「菖蒲の節句」とも言われています。薬草にも用いられていた菖蒲は
不浄と邪気を祓うとされ、また尚武(しょうぶ)(武道を重んじること)に
つながるという思いが込められています。
初節句の場合は両家の祖父母を招いてお祝いをします。
端午の節句は1948年にこどもの日として定められ、子供の人格を重んじ
子供の幸福をはかる国民の祝日になりました。
〔鯉のぼり〕
鯉が登竜門という激流を登り、龍になるという
「鯉の滝登り」で有名な中国の伝説から、鯉は立身出世の象徴とされ
男の子がたくましく育つようにと願って飾られます。
4月中旬までに飾ります。
〔柏餅〕
柏の葉は、新芽が出ないうちは古い葉が落ちないことから
家系が途絶えないようにとの願いを込めた縁起物です。
〔菖蒲湯〕
昔、菖蒲が強い香りを放つことから邪気を祓う薬草として用いられていました。
端午の節句には無病息災を願って菖蒲湯につかります。
旧暦では端午の節句は今の6月頃なので梅雨のじめじめした季節に
カビや食中毒を防ぐために菖蒲の薬草風呂に入って心身を浄化するという
先人の生活の知恵でもあります。

◆『母の日』 5月13日
『母親に日頃の感謝を伝える日』
赤いカーネーションの花言葉は「母の愛情、女性の愛、清らかな愛」などで
母性愛を表しています。母の日の礼拝などで胸につけるカーネーションは
赤い花が健在する母の愛情、白い花が亡き母を偲ぶ想いを表しています。
日本で初めての母の日を祝う行事が行われたのは明治の末期頃で
1915年(大正4年)に教会で祝われ始め、徐々に一般に広まっていったと伝えられています。
昭和に入ると3月6日を母の日としていました。
この日は当時の皇后の誕生日であったそうです。
現在のようになったのは、戦後しばらくしてからだと言われています。
また一般に広く知れ渡ったのは1937年(昭和12年)
森永製菓が告知を始めたことをきっかけにするとも言われます。
「母の日コム」
◆旬の食材
初鰹、あじ、にじます、そら豆、三度豆、さやえんどう
◆5月の花
カーネーション あやめ すずらん
水芭蕉 牡丹 トルコギキョウ
花水木 藤 薔薇(バラ)
白詰草(シロツメグサ)
鈴蘭(スズラン) ライラック
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みどりの月間
● みどりの月間 ●(4月15日~5月14日)
平成19年より従前の4月29日に替わり
5月4日が「みどりの日」として国民の祝日となりました。
自然に親しむとともに、その恩恵に感謝し、豊かな心を育む日となりました。
また、平成18年8月8日の閣議決定により4月15日から5月14日
までが「みどりの月間」に設定されました。
この期間には、全国各地で「みどり」に関する
様々な行事が重点的に開催される予定です。
また、関連し新たに「みどりの学術賞」も創設されています。
なお、これに伴いみどりの週間(4/23~4/29)は廃止されています。

かつて「みどりの週間」といっていたものが
2006年5月4日のみどりの日制定にあわせて「みどりの月間」となりました。
緑豊かな自然と国土形成を目指すみどりの日の趣旨を普及させる月間です。
「みどりの月間」は「みどり」についての国民の関心と理解を促進し
造詣を深めることを目的として、毎年4月15日~5月14日までの
1カ月を期間として定められました。

2005年5月に「国民の祝日に関する法律」の一部が改正され
それまで「みどりの日」だった4月29日が「昭和の日」となり
5月4日が「みどりの日」となりました。
みどりの日の趣旨は「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し豊かな心をはぐくむ」こと。
その後、関連行事として行われていた「みどりの週間」が2007年に廃止され
「みどりの月間」と「みどりの学術賞」が始まりました。

「みどりの月間」の期間中は、国公立公園の無料開放や
「みどりの式典」のほか、地方自治体などの協力による
緑化関連のイベントが全国各地で実施されます。
4月29日の「昭和の日」には新宿御苑で「みどりフェスタ」が
5月4日の「みどりの日」に、皇居吹上御苑で自然観察会が行われます。
また、みどりの式典では、国内における植物、森林、緑地、造園、
自然保護などに関する研究や技術の開発など
みどりに関する学術上の貢献をした人物に対し
内閣総理大臣が「みどりの学術賞」を授与とれます。
さらに、緑化推進運動の貢献者への表彰も行われ
これらの行事のしめくくりとして、地球温暖化の防止に役立つ
緑化運動の推進などを目的とした「みどりの感謝祭」が行われます。

一方、みどりの月間にあわせて、国土緑化推進機構による
「緑の募金」の全国一斉強調月間が行われます。
同月間には、地域や山火事跡地の緑化を進める資金を集める
「緑の募金」への協力が呼びかけられます。
また、国土交通省は「全国『みどりの愛護』のつどい」を実施しており
第23回は2012年6月2日(土)に秋田県立中央公園で開催されます。
第23回全国「みどりの愛護」のつどいのキャッチフレーズは
「美しい緑へ つながる 絆」
緑豊かな住みよい環境づくりを「美の国秋田」から
全国に向かって発信するとともに、人と人との繋がりが
より強く大きな輪となり、被災地が早く復興する願いと
緑あふれる環境になってほしいとの気持ちが込められています。

全国『みどりの愛護』のつどい
美の国あきたネット
みどりの日・みどりの月間|全国緑化キャンペーン | 国土緑化推進機構
平成23年度 みどりの月間主要行事(Adobe PDF)
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日本の春「お花見」
この暖かさに誰もが喜びを覚えます。
日の光が天地に溢れ、すべてのものが清らかに
明るくなっていく美しい季節。

桜が咲き、桃が咲き、草木が芽吹き、鳥は空にさえずり
動物が冬眠から目覚め、人々は行楽に連れ立ってでかけます。
服装も春めいて色彩は華やかになり、人の動きや表情までも
イキイキとしてくるような気がします。
ところが、春雨・春風・花冷え・花曇りという言葉もあるように
天候は不順で曇りや雨の日も多い季節ですので
衣類の調整には心配りが必要です。
ウェザーマップ・さくら開花予想2012
tenki.jp・桜の開花予想
桜の季節ですね。毎年、桜が花開くとその美しさに心を奪われます。
桜の下で、お花見も盛んに行われます。
私たちが毎年楽しみにしている桜、お花見。
その起源を探ってみました。
●豊作を願う農耕行事
昔、庶民の間では「山遊び」「磯遊び」が決まった日
(温暖な地方では3月3日、寒い地方では4月8日)に行われていました。
これは、忙しい農耕や漁労の仕事に入る前に、春の一日を
野山や海辺に出かけて、遊んだり飲食したりする習わしです。
物忌みのひとつで、この日は労働を休まなければならないとされていました。
春は山から神様がきて田の神になり、農耕が順調にいくように
見守ってくれる季節とされていました。
山遊びは、その山の神を迎えにいくための風習が形を変えたものでした。
山へ入って飲んだり食べたりするのは、神と人が一緒に食事をする
「直会(なおらい)」という儀式でした。
またお花見といえば桜ですが「サクラ」は農耕の神
田神(サガミ)がいらっしゃる場所「座」(クラ)を表していて
桜は里に下りてきた神様の居場所を示すものとされました。
人々は桜の咲き具合を見てその年の作柄の豊凶を占ったり
花の下でお酒や食べものを供して豊作祈願をしたりしました。

●宮中での花見
日本の季節感や美意識を象徴する桜。
一方、宮中では、奈良・平安時代から花見の宴が持たれ
杯を酌み交わし、詩歌を詠んでいたようです。
ただ、奈良時代までは中国文化の影響が強く
「花」といえば梅のことを指していました。
「花」といえば桜のことを指すようになったのは、平安時代です。
平安時代、国風文化の形成とともに
古くから日本に自生していた桜への関心が高まりました。
812年、嵯峨天皇が神泉苑にて「花宴(はなうたげ)」を催します。
これが、公式に行われた最も古い花見だとされます。
京都御所、紫宸殿の「左近の桜」が植えられたのもこの時代です。
また、四季の移り変わりに美を感じる日本的情緒を文学として
初めて表したとされる「古今和歌集」は
桜を特別なものとして取り上げ、桜の美を確立します。
こうして、桜は日本の季節感や美意識を象徴する花となりました。
時代が下って、1598年豊臣秀吉が醍醐寺の三宝院で行った
「醍醐の花見」は有名です。大々的で華麗なものであったことが知られています。

●庶民の娯楽としての花見の確立
さて、お花見の起源とされる
二つの異なる文化について見てきましたが、このような農民的文化と
貴族的文化が江戸時代に融合して、庶民の娯楽としての
「花見」が確立されたと考えられています。
江戸の町に一番初めに桜の山が作られたのは
1620年代のことで、上野の寛永寺が建立された際
二代将軍徳川家光(在職1623~51)によって、吉野山の桜が移植されました。
元禄(1688~1704年)の頃には上野や浅草が桜の名所になり
八代将軍徳川吉宗(在職1716~45)が王子の飛鳥山、品川の御殿山
隅田川堤、小金井堤などに桜を植え、一般に開放したことで
盛んに花見が行われるようになりました。
このように幕府によって桜の名所がつくられ
二つの異なる起源を持つ花見に、江戸の庶民の
旅好き・宴好き・花好きといった性質が加わり
娯楽としての花見が確立されたといわれています。
花見のときには、武士も町人も桜の下で花を愛で、酒を酌み交わしました。
大勢で集まることが好まれ、花見弁当、花見団子
桜餅、酒などを持ち寄ってにぎやかに楽しみました。
このように、古くから、桜は日本人の営みと深く結びついてきたのですね。
私たちが毎年、これほどに桜に心ひかれるのは、それ故でしょうか。
もし、この季節、この花の美しさに無関心でいるとしたら
日本人として、あまりにも惜しいような気がします。
こんな起源があることに思いを馳せながら
今年も桜を愛で、お花見を楽しみたいと思います。

◆今月の行事 『お花見』
『桜に宿る稲の神様に、今年の五穀豊穣と平安を祈る行事』
日本の国花でもある桜は、昔から人々に愛され続けてきました。
昔、桜は「稲の神様が宿る木」とされていて
桜の花が咲くと山から神様が降りてこられて
人々と一緒にご馳走を食べ、その年の豊作と平安を願ったといわれています。
花どきはわずか一週間ほどですが、古の都から時を越えて
人々はこの花に祈りを捧げてきたのです。
*お花見のマナー*
桜の木は繊細で弱いため、お花見には注意が必要です。
場所取りのときには根の周辺は必ず空けるようにし、足で踏み固めないこと。
枝を折らない。傷つけない。
桜を折ると、その部分から雑菌が入り、いとも簡単に木全体が枯れてしまいます。
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という言葉は
桜がいかに弱いかを表した言葉です。
この美しい桜を未来の子供たちも
幸せな気持ちで愛でることができますように・・・

『清明(せいめい)』
4月4日ー4月19日
天地万物の気が満ちて、清く明るく新鮮になる頃。
万物が清く、明るく、美しくなる時期を意味します。
様々な花が咲き、お花見シーズンの到来を実感できます。
『穀雨(こくう)』
4月20日ー5月4日
穀物を育てる柔らかい春の雨が降る頃。
この頃から変わりやすい天気も安定し、日差しが強まっていきます。
穀雨は「雨がふって百穀を潤す」という意味。
田畑の準備が整い、穀物の成長を助ける春雨が降る頃。
雨の日が続くと少し憂鬱な気分になりますが
植物にとっては大切な恵みの雨といえますね。
◆季節の言葉
『麗らか』 春の陽が晴れ晴れと照る様子。
『春の渡り』秋にやってきた渡り鳥のかもや白鳥が北に帰り、ツバメが南からやってきます。
『山笑う』 木々が芽吹き育っていく、春の山を表す言葉。
『花冷え』 桜の咲く季節は天気が変わりやすい時期。この季節急に冷え込むこと。
『春雨』 春にしとしと降る静かな雨のこと。
『朧月夜』 薄い雲に覆われた月がぼんやりと見える春の夜のこと。
『潮干狩り』潮の満ち干の差が大きいこの季節。
遠くまで潮の引いた浜に出て貝を採ります。春は貝の美味しい季節。
『春眠暁を覚えず』 春のうららかな朝、なかなか起きられない様子。

参考サイトお花見
お花見がもっと楽しくなる桜の基礎知識
お花見の豆知識まとめ
4月の歳時記
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![]() | 日本 桜の名所100選 見直したい日本の「美」 (主婦の友ベストBOOKS) (2010/02/10) 主婦の友社 商品詳細を見る |
![]() | 櫻よ 「花見の作法」から「木のこころ」まで (集英社文庫) (2004/02/20) 小田 豊二、佐野 藤右衛門 他 商品詳細を見る |

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